「持続可能な支援を」 きょうだい児調査を共有
病気や障害のある子どもの「きょうだい児支援」に関するニーズ調査報告が3月25日、神奈川県立こども医療センター=南区六ツ川=で開かれた。同センターの職員やボランティア団体のオレンジクラブ、リラのいえの関係者ら25人が出席。またYouTubeの録画視聴も行われた。
コロナ禍では、同センターの「オレンジクラブきょうだいお預かり」が活動休止となり、様々な課題が顕在化した。課題に対応するため、昨年1月に同センターの入院・外来患者家族を対象にしたニーズ調査を実施。今回の報告会は、結果を共有し「持続可能なきょうだい児支援」に役立てることを目的に開かれた。
前半はきょうだい児支援を行う3団体が取組事例などを紹介。続いて、調査報告が発表された。同センター職員は持続可能な支援について、「提供する側も個人のホスピタリティーに頼りすぎず、行政や社会を巻き込んだ組織的な運営が加わると、実現しやすいと感じた」と話した。