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【キシャメシ】2025年は「あんかけ」が新潟で熱い!中央区近江の「麺食堂 近江」にて #餡掛け同好会

にいがた経済新聞

あんかけラバーに捧ぐ

新潟市中央区近江の「麺食堂」。看板に既に「あんかけ」の姿が!

新潟で今、期せずして「あんかけムーブメント」が、まさに沸騰前夜なのである。ご存じでした?

新潟を拠点とする芸人のベリオ君が「餡掛け同好会」を立ち上げ(現在はXのアカウントのみで活動。#餡掛け同好会)、阿賀町では「あんかけラーメン」による町おこしが展開され、地元有志があんかけラーメンを「新潟6大ラーメン」に押し上げようと活動している。

今やトキエアやFDAで空路が結ばれ、ますます行き来がしやすくなった北海道では、既に一大ムーブメントが起きた後で、特に小樽市はあんかけ焼きそばを猛プッシュし、引きの強い観光コンテンツにも成長している。玄関口である新千歳空港にも「小樽あんかけ焼きそば」の店が進出し、メディアでの露出も多い。負けずに新潟でも「ならでは」のあんかけ文化を発信したいところ。

というわけで、数日前から「あんかけ」リビドーが高まっていたため、キシャメシの行き先は一択、あんかけ焼きそば。向かうは新潟市中央区上近江の「麺食堂 近江」。店のHPには「本格中華料理をリーズナブルな価格で」と謳っており、比較的大きな箱にもかかわらず、昼時は順番待ちになるほど潟リーマン人気が高い。

ランチが熱い

何を食ってもウマいのだが、ここはあんかけメニューが豊富で、グルメサイトを見ても味の方も、けっこう評価が高い。キシャも人から「美味い」とは聞いていた。あんかけ喰おうと思ったら、ここで間違いない。

席に案内され即座に「五目あんかけ焼きそば」(税込950円)をオーダー。海老あんかけ焼きそばと迷ったが、今日のところはオーソドックスな方で。ランチタイムに200円で「半チャーハン」か「餃子2個」をプラスするお得技もあるが、今日はあんかけに注力。

少し待って着皿。しっかし、あんかけモノってのは目の前に届いたときの高揚感がハンパないね、ったく。

五目あんかけ焼きそば(税込950円)卵スープがついててうれしい

画力(えぢから)あるなあ

キシャは数あるあんかけメニューの中でも、五目あんかけ焼きそばをことさらに愛しているのだが、自分基準の合否判定ポイントは厳然として存在する。それは、「麺がしっかり焼かれているか」である。何なら、箸で持ち上げた時にうっかり全部付いてきちゃいそうな、パリっとするくらいに焼きを入れてもらっても良い。その香ばしさを包む中華餡とのコントラストを味わう、それこそがあんかけ焼きそばの醍醐味。

麺にしっかりした「焼き」。こうあってほしい

さて、ここのはどうだ?おお、ちぢれ中細麺にしっかり焼き入っているじゃないか。良いねえ、香ばしい。あんかけ焼きそばには、餡との絡みを重視して細いちぢれ麺が、やっぱり合う。

中華餡も味が濃すぎず、すごくバランスが良い。たまに「XO醤強すぎ」や「醤油味すぎ」みたいな残念あんかけに会ったりする。濃厚と塩辛さは別だからね。具には海老、イカ、キクラゲ、豚肉、青梗菜、ニンジンなど。どれを指して五目なのかは判然としないが、それがどうでも良いくらいには美味い。

あんかけラバーに捧ぐ

麺リフト、心地よし

海老、イカ、ぷりっぷり。「海老ぷりっぷり」はすっかり手アカのついた表現なのだが、残念ながら海老に関しては食レポ界隈でこれを超える的確な言い方が生まれていないのだ。しばらくは「ぷりっぷり」で申し訳ない。

いやあ、満足、満足。あんかけ焼きそば、間違いなかったね。あっという間に完食。

月曜キシャメシでは今後、たびたび「あんかけ」にフォーカスしたいと思う。チャーハンもあればあんかけラーメンもある。中華飯やルース―飯も、広義にはあんかけだと言えるから、バリエーションはかなり行けそうだ。

(編集部I)

【麺食堂 近江】

新潟市中央区上近江3-1-37

営業時間 11:00~14:30    17:00~20:30

定休日 木曜日

【キシャメシ】は、にいがた経済新聞編集部のメンバーが、日々の取材活動の合間にいただく昼ご飯を日替わりで、真正面から他意を入れず、何モノにもとらわれず、お仕着せのグルメリポートに背を向け綴った、キシャの日常モノローグ。さて明日の担当キシャはどこで何を食べるのか、お楽しみに。

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