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「引退してアメリカで就職するつもりだった」 鞘師里保を引き戻した同期・譜久村聖との絆

TBSラジオ

最初のお遊戯会でいきなりセンター抜擢!


向井:そもそもアイドルに興味持ったのはいつの頃なんですか?

鞘師:4、5歳の時に幼稚園のお遊戯会でモーニング娘。の曲を踊ったのが強烈なきっかけだったんですよ。母とかもモーニング娘。にハマってたりとか、世間的にも盛り上がってた時だったんで。私もそれ見てなりたいって思い始めました。

向井:そこから12歳でデビューするまでブレることなくって感じですか?

鞘師:その時に両親にダンス習わせてくれっていって、広島のスクールに通うことになるんですけど、そこからデビューするまで毎週通ってて。

田中:気持ちも変わることなく?

鞘師:変わるって概念がなかったです。当たり前のようにダンスして過ごしていました。

向井:ダンスやり始めた時から「向いてるかも」って感覚はあったんですか?

鞘師:私はただ楽しいでやってたんですけど、お遊戯会で最初踊った時、その時の担任の先生が真ん中に私を置いてくれたんですよ。

向井:センターに!

鞘師:それでうれしい!って思って。そのあとダンススクールに入って、初めての発表会があったんですけど、その時の先生もセンターに置いてくれて。

向井:側から見たら、センターに置きたいなって思わせる何かがあったという。

鞘師:その時の映像見たら楽しそうにぴょんぴょん飛び跳ねて踊ってたんで、誰よりも楽しんでたんだと思います。先生たちのおかげで、自信を持ってこの世界に入れました。

田中:園の中の最高到達点でもあったんですね。

鞘師:(笑)

鞘師里保=吉田栄作!?突然のニューヨーク留学

向井:モーニング娘。を卒業して単身ニューヨークに留学するっていうのも、なかなかな決断だったと思うんですけど。

鞘師:17歳で卒業したんですけど、16くらいになった時に、自分が20歳超えた時に自立して生きる自信がないって思って。

田中:へ~。

鞘師:それこそ、不安な中でたくさんの人が褒めてくれる状況がダメかもって思って。

向井:よく客観的に見れましたよねご自分のこと。こんだけ本物が褒めてくれてるんだったら、もう大丈夫だって思えるとも思うんですけど。

鞘師:業界にいる大人が「こういうことがあった、こういう人と仕事した」って話してるのを小学校の時からずっと聞かされてきて。「こういう大人にはならないほうがいいな」って思うような話もたくさん聞いたんですよ。

向井:(笑)

鞘師:自分が20代になった時、そういう偉そうにしてる自分を想像したらめちゃくちゃ恥ずかしくなって。自分は一回強制的に環境を変えないと成長できないって思って。

向井:なりたくない大人になってしまうかもしれないと。

田中:それ思えたのはすごいですよね。我々吉田栄作さんが大好きなんですよ。

鞘師:は、はい…

田中:栄作さんも絶頂期の時に「このままじゃいけないかも」って思って、アメリカに留学されて、今のさらなる大活躍につながってるんですよ!我々そういう人大好きなんです!

向井:栄作でした(笑)

鞘師:(笑)

「引退してアメリカで就職するつもりだった」鞘師が再び芸能界に戻ったわけ

向井:ニューヨークで、語学とかはどうだったんですか?

鞘師:最初は全く喋れなくて。ひたすら学校で勉強しました。

向井:現地で勉強しながらリアルな英語を聴いて喋れるようになったって感じですか?

鞘師:日常会話くらいまではできるようになりました。

向井:その間、アーティスト活動っていうのは…

鞘師:それがですね、卒業して5年近く休業してたんですよ。今の活動は3、4年前から復活してって感じで、それまでは勉強一筋でした。

向井:やろうって気持ちはもうなかったんですか?

鞘師:その時は引退するかもって思ってました。

向井:え!そうですか。何年後か日本に戻ってまた表現しようと思っての留学とも違うんですね。

鞘師:何にもない自分にならなければって感じで。卒業しても半年はステージに立ってる夢を見てしまうみたいな。数ヶ月かけてそういう自分を抜いていった感じです。

向井:もう一回表現したいって思ったのはいつくらいなんですか?

鞘師:モー娘。を卒業して3年くらいですね。その時は自分発信じゃもうやらないって思ってて、ビザ習得してアメリカで就職しようと思ってたんですよ。

向井:向こうで!?

鞘師:向こうで。それもそれで大変なんですけど。ただその時、ハロプロが20周年だったんです。その時のリーダーが譜久村(聖)って言って私と同期の子で、一緒にライブ出ようよって声かけてくれたんですけど、「えー、どうしよう、無理無理」ってなって。

向井:留学の間はもう何もやってないですもんね。

鞘師:やってないし、意識も抜けきってるし。無理って思ったんですけど、そこから悩んで、出ることにして、そこからいろんな方が思い出して声かけてくれて、「あれ?戻っちゃう?」って感じで今に繋がってる感じです。

向井:自分で「よし!戻る!」じゃなくて、いろんな人がちょっとずつ声かけてくれたことが、今に繋がってるって感じなんですね。

鞘師:グラデーションで今に至ってる感じです。

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