松田警察署らテロ対策強化 小田急線車両で合同訓練
来年8月に横浜で開かれる国際会議「アフリカ開発会議」に向けて、有事対処能力を高めようと、松田警察署(遠藤克也署長)は11月26日、小田急線の開成駅から新松田駅間を走行中の車両を使用したテロ対策合同訓練を実施した。
この日は松田警察署のほか、放射性物質をはじめ、炭素菌等の生物剤、毒ガス等の化学剤を使用したテロ事件対応の専門部隊、小田急電鉄株式会社、小田原市消防本部足柄消防署松田分署から計50人が参加。
走行中の電車内・駅構内で、不審者が乗客を刺傷し、不審物を置き去ったとの想定で、避難誘導から負傷者救護、犯人制圧、不審物対処などの対応を確認した。
遠藤署長は「それぞれの立場で対処手順を再度確認し連携を強化するとともに、繰り返し訓練を行い、来年の本番に備えてほしい」と話した。