磯子の公園で移動販売 マルエツ協力で買い物支援
磯子谷第二公園=磯子区磯子=で4月8日から、スーパーマーケット「マルエツ」による移動販売が始まった。
主催するレインボー自治会や近隣の山王台自治会は高台に住宅が広がる地区内にスーパーがないため、コンビニエンスストアの協力で移動販売を地区内で約3年にわたって行っていた。しかし、今年2月で終了したことから、レインボー自治会が中心となって磯子区社会福祉協議会や磯子区役所に相談。各地で移動販売を展開するマルエツを紹介され、実施に至った。
場所は夏祭りなどの会場にもなる公園で、実施は毎週火曜日午後2時30分から3時。マルエツ井土ヶ谷店=南区=から移動販売車が配車され、野菜・果物・肉・魚などの生鮮食品や惣菜、パン、生活用品など約500品目を販売する。上限55円の移動販売手数料がかかるが、当日の店頭価格と同じ金額で商品を購入できる。
同自治会の鈴木利昭会長は「区社協や区役所など皆さんの力で実現できた。生活の基盤を支えることに加え、コミュニケーションの場にもなるはず」と話す。(株)マルエツでは、今後も各区の社協などと連携し、買い物・見守り支援などにつながる移動販売を広げていくという。