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『RIZIN男祭り』が5月4日（日）、東京ドーム（東京都）で開催される。朝倉未来の対戦相手は誰になるのか、格闘技ファンの注目を集めており、チケットはイープラスで3月29日（土）10:00～先着先行受付、30日（日）10:00～一般発売される。

この大会は当初、『THE MATCH 2』として開催を予定していたが、タイトルが変更された。朝倉未来と再戦予定だった平本蓮が外傷性肩関節不安定症で手術を行い、全治6ヶ月でドクターストップとなったため、この試合が中止。これに伴い、RIZINの人気選手を中心とするエンターテインメント性の強い大会にコンセプトを変えて開催される。

朝倉未来の対戦相手候補として有力視されているのは、YA－MANと鈴木千裕。榊原信行CEOは3月26日に都内で開いた会見で、ともに3月末に試合のある2人について、「絶対ダメなのはKOされること。勝ち負け以上に肉体的なダメージが一番（問題になる）」とし、カードが流動的であることを強調した。そして、バックアップも含めてアイディアを練っている最中であることを付け加えた。

平本蓮は、自身のXで、朝倉の相手について鈴木千裕を第1候補とした。かつて、朝倉が馬鹿にしていた鈴木が、今や格上の状況で、鈴木からの「不良が格闘技の質を下げている」という朝倉を批判する発言も踏まえ、ストーリー性はあるとしている。

このように朝倉戦が話題となる『RIZIN男祭り』だが、現在までに発表されたカードにも、ファンの期待が高まっている。

中でも注目されるのが、メインイベントに予定されているフェザー級（66.0kg）タイトルマッチ。王者クレベル・コイケにラジャブアリ・シェイドゥラエフが挑むもので、RIZIN MMAルール、5分、3Rで争われる。

対戦発表会見でクレベルは、「本当は5月は出ないで7月に試合したかった」と本音を吐露したものの、今はやる気満々。「自分は王者だから防衛戦をやるのだったら日本でやりたい。間違いなく私がシェイドゥラエフを極めます。私はあまり彼のことは気にしない。彼が一番上手なのは寝技？ でも寝技だったら私の方がもっと強い」と完勝を約束した。

対するシェイドゥラエフは「これまでに13試合を戦い、全ての相手に1Rか2Rで早期フィニッシュしてきました。プロキャリアの中で、弱い相手と戦ったことは一度もありません。今回は最高のチャンピオンシップマッチを見せて、RIZINのチャンピオンベルトをキルギスに持ち帰るつもりです」とビデオメッセージを寄せ、戴冠を誓っている。

各カードは次の通り。

■フェザー級タイトルマッチ
RIZIN MMAルール：5分 3R（66.0kg）
クレベル・コイケ vs. ラジャブアリ・シェイドゥラエフ

■RIZIN MMAルール：5分 3R（57.0kg）
ヒロヤ vs. 篠塚辰樹

■RIZIN MMAルール：5分 3R（61.0kg）
ダニー・サバテロ vs. 太田忍

■RIZIN MMAルール：5分 3R（57.0kg）
ジョン・ドッドソン vs. 征矢貴

■RIZIN MMAルール：5分 3R（57.0kg）
山本アーセン vs. 冨澤大智

■RIZIN MMAルール：5分 3R（57.0kg）
平本丈 vs. 田丸辰

また、RIZIN WORLD GP 2025 ヘビー級トーナメントも行われ、スダリオ剛、シビサイ頌真、上田幹雄、ジョゼ・アウグスト（LFA推薦選手）、マレク・サモチュク（KSW推薦選手）、アレクサンダー・ソルダトキン（FNC推薦選手）の参戦が決まっている。優勝賞金は2000万円で、日本人3選手の勝ち上がりが期待される。

決戦まで、あと1カ月あまり。大会への期待は日々、高まりを見せている。チケットは早めに確保しておきたい。