「2種の活きエサを実釣比較!」アジvsギンペイの泳がせ釣り対決は大差での決着に【新潟】
今回は、釣友の宮下氏・Zさんと新潟県柏崎からプレジャーボートでの出船です。予報が外れて短時間勝負に。シャローエリアではヒラメに、大型のキジハタが上がり、ポテンシャルの高さを実感。その時の模様をお伝えしたいと思います。
新潟エリアでSLJ&泳がせ釣り
前日に予報が一遍、この日は8時に集合、9時に出船。海に出るとすでに北東の風が少し出始めている模様です。この日は中潮で上げ5:24、下げ8:46分、短時間勝負になり、12時まで出来るかどうかの勝負です。
ベイト反応あるもノーバイト
魚群探知機をみて船を止め、「やってください!釣れる反応だよ~!」と宮下氏。まずはSLJから初めますが、ベイトの反応は凄いですが、それを捕食する魚がルアーにアプローチしてこないです。タイラバ・ジギング・SLJと分けてやっていましたがノーバイト。
泳がせ釣りに転戦
せっかくなので、泳がせをやりましょうと、泳がせ開始します。自分は今話題のギンペイ(ウグイ)で、宮下氏はアジで勝負します。
ギンペイは塩水を徐々に加えならします。これが意外と長持ちします。魚に傷つけられるとすぐに弱りますが(笑)。大きさは大体、12~13cm位です。
答えは早々と出てしまいます……。ギンペイはフィッシャーズ上越店で販売されている物を使用します。ビニール袋にギンペイが入れてあり、真水を入れてあるバケツに移し替え、エアポンプを入れておくと、より長く持ちます。
一匹200円程度で購入出来る為、試したい方はフィッシャーズ上越店に問い合わせすると良いと思います。
アジに良型ヒラメ
宮下氏がアジを入れて即、竿先が凄い勢いでたたかれ、アワセを入れてやり取りします。竿が綺麗な功を描き、慎重にやり取りして上がってきたのは良型のヒラメ。こんなに早く答えが出るとは……(笑)。この後も、2回ほどアタリがアジの方に集中し、お手上げ状態です(笑)。
風とウネリが出始める
開始1時間程で北東風と白波が出始め、徐々に流している船の速さも増していきます。このエリア周辺では北東風に弱い為、出船する際には十分な注意が必要です。
ジグで良型キジハタ
今回、活躍してくれたジグはBREEDのオッターテイルワイド80gに小型のブレードを装着。このジグは巻きの他に、フォール・ワンピッチなど様々な使い方が期待されます。
分厚いボディーの為、巻き抵抗などが不安視される方もいらっしゃるかと思いますが、なんと巻き抵抗が軽い設計となっています。
実際に使ってみると、その感覚が手で分かると思います。ブレードを装着することにより、ハイアピール系になります。本来のジグでも十分に釣れますが、たまには少しの遊び心も(笑)。
SLJで大型キジハタ
根魚に強いワーム系で底付近を狙い、ワンピッチやリフト&フォールなどを繰り返しますが、反応が出ないため、ルアーをオッターテイルワイド80gに変更します。
船の流されるスピードが速い為、六分の一や八分の一ピッチで少しずつ、ジグを上に上げてくるイメージです。落とし直して、シャクリ上げて2m位で「ゴンッ」と根掛したようなアタリの後に、「ジジジッ」とドラグ音が鳴り、竿が叩かれます。
上げてくると、途中元気がなくなりすんなり上がってきたため、そこまで大きくないと話していたら……(笑)。遠くから魚体が浮上。デカイ……!
宮下氏が即タモ入れをしてくれたのでほっと一安心です。なんと1.5kgのキジハタ!初めてのサイズで記録更新です。
6分の1ピッチのリフト&フォールで連発
先ほど釣れたやり方は、6分の1ピッチ。ジグをキャストした後、底までジグを落とし、素早く底からジグを跳ね上げ、ゆっくりとリフト&フォールで狙うと、リフト中に「ゴンッ」と抑え込まれるアタリと、フォール中にひったくるアタリ。
これがハマり、3本の良型のキジハタをゲットすることが出来たのです。
底トントン釣法でホウボウも
底トン釣法で他の魚種を狙うと、ジグが底を着いた瞬間、「ガツガツッ」と叩かれるアタリが出ます。即フッキングすると、真鯛の様な頭を振るアタリ。真鯛にしては引きが小さい様な感じです。
なんだろう?と水面を見ていると、綺麗なヒレを広げ上がってきたのは良型のホウボウです。
プレジャーボートでの注意点
この日は11時頃から白波が経ち始め、後ろ髪をひかれながら、12時には波と風が強くなり納竿となりました。
以前も書きましたが、海では漁師さんが漁をしている海域や、邪魔にならないようにする事と、海には危険な暗礁などの海域がある為、事前に確認することをおすすめいたします。気持ちよく釣りを出来るように、皆様よろしくお願いします。
<荒木清/TSURINEWSライター>