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森崎ウィン&平方元基ら出演 ミュージカル『SPY×FAMILY』製作発表で新アーニャ4名を初お披露目! 

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(前列左から)泉谷星奈、月野未羚、西山瑞桜、村方乃々佳、(後列左から)G2、唯月ふうか、森崎ウィン、平方元基、 和希そら

2023年に初演され、早くも再演が決定したミュージカル『SPY×FAMILY』。2025年6月13日(金)には、製作発表記者会見が行われ、森崎ウィン、平方元基、唯月ふうか、和希そら、脚本・作詞・演出のG2が登壇。さらに、アーニャ役を演じる泉谷星奈、月野未羚、西山瑞桜、村方乃々佳の4名が初お披露目された。

本作は、「少年ジャンプ+」(集英社)で連載中の遠藤達哉による累計発行部数3800万部突破の超人気コミックをミュージカル化した作品。「スパイ&超能力者&殺し屋が互いの秘密を抱えたまま仮初めの家族になる」というユニークな設定とスタイリッシュでキュートなキャラクターたち、シリアスとコメディが絶妙にブレンドされた世界観、巧妙なセリフ回しとアクションとギャグを織り交ぜたストーリーテリングといった唯一無二の魅力により、原作は圧倒的な支持を獲得。ミュージカル版では、作品世界をスピーディーかつダイナミックに表現し、原作の世界観はそのままに壮大なスケールのミュージカルを作り上げ、初演は連日満席の大盛況を納めた。

演出を務めるのは、初演に引き続きG2。G2は「厳密には再演なのですが、僕はあえて新作と呼びたいと思っています。僕の中でミュージカル『SPY×FAMILY』は永遠の新作。今回も新作気分で取り組みたいと思います」と思いを述べた。

初演での苦労を聞かれると、「全てが苦労すぎてピックアップすることが不可能です。原作のクオリティが高く、原作のファンの方にがっかりして欲しくない。そして、ミュージカルにするからにはミュージカルファンの方にも存分に楽しんでいただけるものを作ろうと思うとやらなければならないことのレベルを上げざるを得なくなった。そもそも、5つの盆がぐるぐる回り、そこに巨大な建物を乗せているという舞台装置の機構も、あり得ないようなものなのですが、集まってきたキャストの皆さんもスタッフの皆さんも、誰も不平を言う人はいませんでした。みんなが『ああしよう』と意見を出し、熱気が凄まじかったです。だから、僕は苦労だとは思っていなくて、みんなが知恵と情熱を傾けるとクオリティが上がるんだといういい思い出しかない」と振り返った。

続けて、今回の公演の演出について「初演をなぞる作業は決してやりたくないと思っています。しかし、漫画のコマ割りのように見せながら歌もきちんと聞かせるとなるとあの装置しか考えられないので、装置は少しずつ小さくし、同じことを実現しようと頑張っています」と語った。

主人公のロイド・フォージャーを演じるのは、初演から同役を務める森崎と今回初参加となる平方。森崎は「初演は僕たちは本当に頑張りました。普通は、ものづくりの裏側を見せることはないし、見せないのが美しさだったりしますが、初演は本当にすごかったんです」と本作の緻密な演出について思い返した。そして、「再演として日本オリジナルの素晴らしい原作を元に、日本オリジナルのミュージカルをまたこうしてお客さまにお届けできる日が来ることにワクワクしております」と本作への期待を語った。

一方、平方は「新しくこの作品に入らせていただきますが、初演でいろいろな経験をされた皆さまがいらっしゃいますので、お力を借りて頑張っていきたいと思います。自分自身、久しぶりのミュージカルとなりますので楽しんで作品に没入していきたいと思っております」と挨拶。G2や森崎、唯月から語られる初演について話を聞くと「ドキドキしてきた」と苦笑いを浮かべた。

また、ヨル・フォージャーは唯月と和希がWキャストで演じる。初演に続いて出演する唯月は「多くの方から愛されているこの作品に再び出演できること、そしていろいろな思い出があった初演を経て、再びこのカンパニーの一員として参加できることを嬉しく思っています。殺し屋として、母親として説得力を持たせられるよう精進いたします。ハハ、頑張ります」と意気込んだ。

同じくヨル役の和希は本作からの参加となるが「(G2と初演キャストの)お話を聞きながらハラハラドキドキしていますが、先輩方についていきながら、全身全霊で役を務めていきたいと思います」と力を込めた。

作品にちなんでそれぞれの意外な一面を聞かれると、森崎は「飛行機が大好きなんです。パイロットになりたいと思うくらい」と回答。すると、それを聞いた平方は「僕も!」と名乗り出て、飛行機にまつわるマニアックなトークを展開した。この日、初対面だという二人だったが、席から立ち上がり熱い握手を交わすなど、意気投合した様子を見せた。

そんな平方だが、自身の意外な一面については「実は魔法使いなんです」。「期間限定、場所限定なのですが、赤坂でめちゃくちゃ魔法を使えます」と現在、平方が出演中の別作品にかけて答えて盛り上げた。

唯月は「私はこう見えて、総合格闘技が大好きです」と言い、その理由を「皆さんが命を懸けて戦っている姿を見ると感動するし、それぞれの選手の方にストーリーがあるのがかっこいい。選手の方の格闘技に向かう姿勢は私たちに通じるものがあるなと思いますし、そういうところに惹かれて見ています」と話した。

そして、和希は「よく平気そうだって言われますが、絶叫マシンが苦手なんです。でも、最近、ジェットコースターが平気になる裏技を見つけて。隣の人を持ち上げて、自分を座面に押し付けるんです。そうすると怖くない。でも、その分、隣の人はめちゃくちゃ怖いそうです」と明かした。

大人キャストたちのトークパートが終わると、アーニャ役の4人が登場。泉谷は「ずっと大好きだったアーニャになれてとても嬉しいです。私は変顔が得意なので、皆さんを楽しませられる面白いアーニャになりたいと思います」とにっこり。月野は「得意なことは青森の方言です」というと、青森弁で挨拶した。

続いて、西山は「アーニャが大好きでどうしてもなりたかったのでとっても嬉しいです。観に来てくださったたくさんのお客さまたちに『本当にアーニャだった。また観たい』と思ってもらえるように頑張ります」と意気込んだ。村方は「私はアーニャになりたかったから、アーニャになれてとっても嬉しいです。皆さん、ありがとうございます。本当に本当にアーニャのことが大好きです」と満面の笑みで話した。

ビジュアル撮影でアーニャの扮装をした時の感想を聞かれると、泉谷は「カツラを被った瞬間に自分じゃなくて、謎の人になったと思ってしまって。やっぱり人生がアーニャになったんだなって思いました」、月野は「鏡に映った自分を見てアーニャだって思いました。眉毛もピンクにヌリヌリしてもらって面白かったです」、西山は「カツラを初めて被ったので、輪郭も違って見えてすごいなと思いました。本当にアーニャになるんだとワクワクしました」、村方は「私が本物のアーニャになったんだなと思いましたし、いつもは緊張しないのに、私がミュージカルの舞台に立つんだなと思ったら、ドキドキとワクワクが重なった感じで、すごく楽しみになりました」とそれぞれコメント。

初めての製作発表に緊張した様子を見せていたアーニャ役の4人だが、大人顔負けの挨拶やしっかりとした受け答え、そして可愛らしい笑顔で会場を大いに盛り上げた。

Musical SPY×FAMILY 2025 Teaser Trailer

取材・文・撮影=嶋田真己

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