<嫁サゲ、娘アゲな義両親>私の育児に「可哀想」連発!ダブルスタンダードにウンザリ【まんが】
私はヨリコ。夫のアタルと、子ども2人(リク年中・ソラ小1)と一緒に暮らしています。近くには義実家があり、義両親と会うこともよくあります。義妹のマイカちゃん一家も近居のため、3家族で会うことも珍しくありません。にぎやかで楽しいのですが、実は私には悩みがひとつ……。義両親が、私の育児をいちいち否定するのです。義妹の育児は「素晴らしい」と持ち上げ、私の育児に対しては、やることなすこと小言ばかり。何か言われるたびに疲れてしまいます。
私は心の中でため息をついてしまいました。どうして義両親たちと食事をするのが憂鬱かというと、義両親は義妹ばかりを贔屓するのです。孫差別こそしないのですが、私と義妹それぞれの育児に対して、あからさまに評価が違うのです。
しかし義両親は、孫たちのことは平等に可愛がってくれます。節目のお祝いも差をつけずにくれているようですし、その点は感謝しています。子どもたちも義両親のことを嫌いではないようなので、私が我慢をすればそれでいいのかもしれません。
アタルから告げられた義両親との外食。どうやら私たちのほかに、義妹とその子どもたちも来るようです。予定を聞いて、私は少し憂鬱になってしまいました。 というのも義両親は、孫差別こそしないものの、嫁である私と義妹に対してダブルスタンダード。義妹の育児は「すごいすごい」と持ち上げるのに、私が同じことをしていると頭ごなしに否定してきます。 そんな姿に私はウンザリ。食事するのは構いませんが、また嫌なことを言われるのかと思うと気が進みません。
子どもにスマホ見せるのはNG?でも義妹は動画見せまくり
「ご飯がくるまで」と、子どもたちと約束してスマホで動画を見せることにしました。小さな音で流すうえに個室ですから、他人に迷惑をかけることはないと思ったのです。すると義母がすかさず口を出してきます。アタルの方をチラッと見ると、何も聞こえていないかのようにスマホを触っています。
私がレストランに戻ると、衝撃的な光景が。思わず小さく「えっ」と言ってしまったほどです。なんと、義妹が5人の子どもたち全員にタブレットで動画を見せながら食事させていたのです。「義両親はどう思っているんだろう」とチラッと見ると、相変わらずニコニコしています。
料理が来るのに時間がかかったため、小さい子どもたちは待てずにぐずりだしてしまいました。私は最後の手段としてスマホで動画を見せることに。すると義両親は、「子どもと向き合いなさい!」と怒りだしました。 しかし外で時間をつぶしてから戻ると、義妹は子どもたちにタブレットで動画を見せながら食事をさせています。アタルに至ってはスマホを片手に食事をしています。その様子に義両親はニコニコ顔。 もう付き合っていられない、と思うのは私のワガママでしょうか……?
夫「謝りな~」は?頼りにならないどころかイライラする
面倒くさそうに私の話を聞いていたアタルの口から出た言葉は「そんなことあった?」。私はがっくりと肩を落としてしまいました。アタルはスマホを触っていて何も見ていなかったのでしょう……。しかしこのまま引き下がるわけにはいきません。
義両親が私の育児に否定的な意見ばかりを言うのは、私が原因だとでも言うのでしょうか。私は怒りと呆れで言葉もありませんでした。アタルの言い分に愕然としてしまった私は、最後の切り札を出すことにしたのです。アタルが味方になってくれないのならば、この先もずっと我慢をすることになるでしょう。
アタルに相談をしたら少しでも状況が良くなるかもしれないと考えた私は、さっそく行動に移すことにしました。 ところが私の予想に反して、アタルは私の話をまったく聞き入れようとはしてくれません。それどころか「ヨリコが何か悪いことをしたから、否定的な言葉ばかり投げかけられるのでは?」と言われ、私は怒りで震えてしまいました。 アタルが味方になってくれないのであれば、正直なところ義両親にはもう会いたくないと思っています。
義妹はよくて私はダメ?ムカつく~「お言葉ですが……!」
外食当日、私たちがレストランで待っていると、シホさんがあとからやってきました。
大人同士で挨拶をしていると、義妹の子どもたちが騒ぎだしました。義妹がテーブルの上にタブレットを置いて動画を流し始めました。すると義母はすかさず褒めちぎります。
今度はうちの子どもたちが騒ぎ出してしまいました。しかし今回は義妹が先に同じことをやっているし、まさか私だけが責められるようなことはないでしょう。私はスマホを取り出して「ご飯がくるまでね」と約束し、小さな音で見せました。すると……。
「もう絶対に行きたくない」と思っていた義両親との外食。今回は遠方に住んでいる義姉・シホさんが珍しく参加するとのことで、私も行かないわけにいかなくなってしまいました。 さて実際に行ってみると、義妹がさっそく子どもたちに動画を見せ始めました。いつものように褒めちぎる義両親。それにつられるように私もスマホで子どもたちに動画を見せると、義両親は私のことを責め始めたのです。 今回ばかりは我慢の限界! 言い返そうとしたところ、シホさんが助け船を出してくれたので助かりました。
義姉「嫁イビリしてるの?」ズバッと指摘に義家族タジタジ
私のことを責め、義妹は褒める義両親の姿がシホさんには異様にうつったのでしょう。シホさんは本当にわからないといった様子で義両親に質問しています。しかし義両親は何も答えません。
シホさんが言うと、義両親はさらに押し黙りました。シホさんはさらに続けます。
シホさんが私のことをまっすぐに見つめてきて、私はどうしていいかわからず目をそらしてしまいました。それでシホさんはすべてを悟ったようです。
シホさんは義両親に向かって「あなたたちの大きな息子はどうなのよ。今日もずーっとスマホ漬けだけど。まずはそっちを注意するのが筋じゃないの?」と指摘し、次に義妹の方を向きました。
義妹も動画を見せているし、今回は大丈夫かと思いきや、またもや私は今までと同じように義両親から責められてしまいました。思わず言葉を失っていると、なんとシホさんが私のことを庇ってくれるではありませんか。 シホさんはまず義両親、そしてその後は義妹のマイカちゃんにそれぞれ注意をしてくれました。義妹も「ごめんなさい……」と呟くと、黙って動画を消しました。
チャンスだ、全部言っちゃえ!義姉の説教タイムがスタート
まごまごしているアタルに痺れを切らしたのか、シホさんがチラリとこちらを見ます。私は思わず「話したことがあります」と言いました。
私がすべてを話すと、義両親もアタルもみるみる顔が青くなりました。シホさんがキッとアタルを睨みます。
アタルはしばらくモゴモゴしていましたが、そのうち観念したように「ごめんなさい……」と小さくつぶやきました。シホさんは私の方を向くと、申し訳なさそうに言いました。
私はとても救われた気持ちになりました。これまで我慢していたものが思わぬかたちで解消され、本当によかったです。
シホさんがアタルに強く怒ってくれたことでアタルも反省したのか、とりあえずは謝ってくれました。シホさんから「緊急時以外はスマホを使わないこと」とキツく言われたため、今後はスマホの使いかたについて考えてくれるかもしれません。 また義家族たちも次々に謝ってくれました。ひょっとするとこれは、私に理不尽なことを言っている自覚があったということなのでしょうか……。 問題が片付いたので深く問いただすつもりもありませんが、今後は距離をとりながら、ほどよいお付き合いをしていこうと思います。