30分で海外気分?意外と知られていない島 防府市「野島」
今回紹介する「野島」は、瀬戸内海国立公園の一角に位置する、人口わずか60人ほどの美しい小島です。
防府市の南東14.8kmに位置し、島の周囲は3.4kmほど。かつては全島がツツジに覆われ、開花の頃には海まで赤く染まって見えたことから「茜(あかね)島」という別名もあるのだとか。海水浴、釣りなどを楽しみに訪れる人もいる、知る人ぞ知る自然豊かな島です。
聞こえて来るのは、波の音、鳥のさえずり、木々の揺れる自然の音だけ..。.
そんな、何もしない贅沢を「野島」で味わってみませんか?本記事では「野島」で訪れるべき5つのスポットを紹介します!
アクセス方法
まずはアクセス方法から。防府市・三田尻港と野島を結ぶフェリーが1日4便の往復で運航していますのでこれに乗って向かいましょう。
今回取材で「野島」を訪れたのは、2024年11月11日。
天気に恵まれたこの日は、午後0時35分三田尻港発のフェリーで向かい、30分後の午後1時5分に野島港に到着しました。
わずか30分ほどで、非日常な空間にトリップできますよ。
ビュースポット① 津久見(つくみ)海岸
まずご紹介する津久美浜は、野島港から5分ほど歩くと到着する海岸です。西側は小石が敷き詰められた見た目も美しい海岸で、夏は海水浴やキャンプを楽しむ人で賑わいます。東側の海岸からは徳山湾、笠戸島の美しい島々を眺めることができます。
津久見海岸は、珍しい玉砂利の海岸となっていて、砂浜では無いので、海から上がった後に足や服に砂がついて大変ってことがないんです。
丸い石なので足も痛くないですよ。
また、キャンプ場の目の前なので、すぐにシャワーも浴びることができます。
ビュースポット② 「中小路(なかしょうじ)」
中小路は屋号で「なかしょうじ」と読みます。
このあたり一体はかつて資産家が所有していて、その資産家が私有地の真ん中に小さな路を作り、その当時は島の中で一番幅の広い路でした。
島の人たちはこの道を自由に通ることができたと言われています。
旅行先で見知らぬ島の歴史に少し思いをめぐらせてみる、そんな時間を作ってみましょう。
ビュースポット③ 「大笑い観音」
平成8年8月8日(笑い声にちなんでハ・ハ・ハの日)に「いつまでも笑いを忘れず楽しく暮らしたい」という思いを込めて地元住民によって建てられたのがこちらの「大笑い観音」。島の北東部、津久見海岸近くに設置されています。
台座を含め高さ3mあり、右手に釣竿、左手に鯛を抱えている観音様は、海を向いて鎮座しており、漁業が盛んな野島の豊漁祈願の場所とされています。
この笑顔を見ると、こちらもついつい笑みがこぼれてしまいそうです。
ビュースポット④ 「猫」
野島には天敵がいないため、あちこりでのんびりと日なったぼっこをしている猫ちゃんを見かけます。よく現れるのが、フェリーが到着する時のフェリー乗り場です。
誰かを待っているのかな?人がたくさん行き来して、集まる時間を知っているのかな?
車も通らない島なので、道端にゴロンと寝転がっている様子はとても癒されます。
ビュースポット⑤ 「波止場」
野島といえば魚釣り。と言って良いほど、本土からはたくさんの釣り人が訪れます。波止場から眺めるだけでも、透き通った海の中にたくさんの魚を見ることができました。
波止場の先には赤い灯台があり、青い海と青い空を背景にすっとそびえるその姿は、個人的にはインスタ映えスポットとしておすすめする場所です。
海岸から家屋が並ぶ島の北部を中心に、滞在時間は約3時間半という弾丸トリップでしたが、これらの5箇所を巡ることができ、旅情も感じることができました。
まさに十分過ぎる「野島時間」でした。
そして、午後4時30分野島発の便に乗り午後5時に三田尻港着。
この季節、この時間の便に乗ると、帰りのフェリーの中から海に沈む夕陽を眺めることが出来ることもありますのでおすすめですよ。
いかがでしたか?フェリーで30分と身近な場所にありながら、あまり知られていない防府市の穴場スポットです。是非、デジタルデトックスをしに、自然豊かな島時間を楽しんでみてください。
有限会社野島海運
0835-34-1313
【レインボーあかね】
野島発 三田尻着
1便 6時30分 7時00分
2便 9時30分 10時00分
3便 13時30分 14時00分
4便 16時30分 17時00分
三田尻発 野島着
1便 8時30分 9時00分
2便 12時30分 13時00分
3便 14時30分 15時00分
4便 17時45分 18時15分