神戸市内で回収した日用品の「使用済みつめかえパック」からリサイクルした「傘」が誕生 神戸市
“使用済みつめかえパック”のリサイクルに取り組むプロジェクト「神戸プラスチックネクスト」が、10月19日に『ふたば学舎』(神戸市長田区)で行われた「かんぱく こうべ環境博覧会」にて「つめかえパックから生まれたリサイクル傘」のお披露目ワークショップ&活動報告会を実施しました。
神戸市と小売・日用品メーカー・リサイクラーの計16社が協働するプロジェクトで、洗剤やシャンプーなど日用品の使用済みつめかえパックを分別回収、再びつめかえパックに戻す「水平リサイクル」(フィルム to フィルム)を目指した取り組みとして、2021年10月より市内の小売店舗などに「回収ボックス」を設置し、3年間で約5トンのつめかえパックを収集されています。
今回お披露目された「つめかえパックから生まれたリサイクル傘」は、分別回収した使用済みつめかえパックを選別・粉砕・ペレット化し、再生樹脂を50%使用したフィルムに再生したものが生地として使用されており、300本を制作。12月10日より傘シェアリングサービス「アイカサ」に順次設置されます。
ワークショップには親子連れ20組が参加し、傘の組み立てを体験した後、傘の生地にシールやマジックで思い思いの絵を描いて、世界にひとつだけの傘づくりにチャレンジしました。プロジェクト参加企業の花王 高村さんはワークショップの様子を振り返り、「神戸市の皆さんの力で集まった資源がまた還ってきたことを、参加者と一緒に喜び楽しめました。 この傘を手にした方が、資源循環を考えるきっかけになってくれたら嬉しい」とコメントしています。
<記者のひとこと>
行政・企業・リサイクラーが一丸となって進めているプロジェクトというのが良いですね♪プロジェクトの今後の発展に期待するとともに、リサイクル傘の設置が開始されたら絶対に使ってみようと思います!