啜れ!名古屋の麺道場vol.1|超乳化スープと独特食感の平打ち麵を啜りつくせ!
二郎系といえば、麺を覆うように盛られた山盛りのヤサイにニンニク、トッピングが印象的ですよね。
その見た目はとにかく“爆盛り”かつ“ハイカロリー!”
あの満足感、そして1度食べたらまた食べたくなるあの中毒性!そう、二郎でしか満たすことのできない欲求があるのです!
食べること、すすることが好きな私にしむーが名古屋市内の二郎系ラーメンを巡り、その爆盛りに果敢にチャレンジしながらその魅力をマシマシでご紹介していきます!
今回は乳化という特徴を持った1杯を啜っていきます!
平打ち麺と超乳化スープの相性が抜群!「ラーメンつづき」
決戦の地は大曽根駅そばにあり
お店があるのは東区大曽根。中日ドラゴンズの本拠地であるバンテリンドームナゴヤが近くにあり、そこへ向かうために地下鉄、名鉄、JRも通っており、アクセスの良さは名古屋の中でも屈指の街といっていいでしょう。それもあってかドームの付近にはイオンモールといった商業施設、大学などがいくつもあり、地元民だけでなく観光客も含めたさまざまな人が訪れる印象です。
大曽根駅周辺にはファミレスや居酒屋など、多くのお店が軒を連ねており、名古屋で人気のあのお店が大曽根にも?みたいなお店があったりします。また、学生の街でもあることから安くてボリュームのあるお店も多いですよね。
そしてアクセスの良い街あるある。出口あり過ぎて出たい出口からなかなか出れない!大曽根は地下鉄と名鉄はほぼ同じ場所に位置していますが、JRだけは少しそこから離れた場所にあるんですよね。私も大曽根駅をよく使っていた時期があるんですが、思っていた場所と反対車線の出口から出てしまってキィーってなったことがありました。
お店へのアクセスは地下鉄だと6番出口を出てすぐ、名鉄とJRは北口から歩いて2、3分というところでしょうか。マンションやいくつかのテナントが入っている建物が集まる1階に今回ご紹介していく「ラーメンつづき」さんが見えてきます。このインパクトのある黄色の看板、来たか、二郎よ、かかってこい。
私が訪れたのは晴れた週末のランチタイムという飲食店が混雑する時間帯で、ピークを少しずらした13時でしたが、それでも店の前には入店を待つ列ができていました。ちなみに私が並んだ後から列の長さは倍近くになったので、ラッキーでしたね。(笑)これも混雑するお店あるあるではないでしょうか。
店内の様子は厨房に面したカウンター席が9席。水やコップ、ティッシュなどは券売機の反対側にまとめられています。二郎系のお店って少しゴチャっとしたイメージもありますが、こちらはシンプルで清潔感がありますね。
店内入って右手に券売機があるので、こちらで食券を購入しましょう。店内に空きがあれば食券を購入してそのまま席につけるのですが、満席で外待ちがある場合は食券を購入してから列に並ぶようにしましょう。
主なメニューはラーメン、汁なし、油そば、限定の4種類。その他はそのラーメンに応じたミニから特大までのものとトッピング類といった感じですね。券売機上部には麺量の案内が掲示されています。さすが二郎、麺の量が多い!これに加えて野菜やチャーシューのトッピングもあるので、いい子はお腹と相談して注文しましょう。
さて何を食べようか。並びもできているので、ここでの優柔不断は許されません。ジーっとメニューとにらめっこし、いまのお腹の具合と相談して私がポチっと押したのはラーメン大。そしてトッピングで生卵も購入しました。食券を購入したら列の最後尾へつき、後はいい子に並んで入店を待つだけ。これは二郎を思いっきりすするために準備運動なのだと自分に言い聞かせます。
さて、この連載第1回目ということもあり、簡単に二郎系ラーメンについて触れておきましょう。
ニンニク入れますか?
回転率の良さもあり、さほど待つことなく入店して着席することができました。食券を手渡し、セルフの水を注ぎ、レンゲと箸を準備してラーメンの出来上がりを待ちます。
紙エプロン、髪留めのサービスも嬉しいですね。カウンターには二郎ならではの注文方法であるコールの案内があります。二郎のコールをアブラカダブラと呪文をイメージする方もいるくらいで確かにハードルは低くないと思います。でもこちらのコールは何が入っていて追加できるのかが明記されているので分かりやすいです。トッピングはなしからマシマシまでカスタマイズが可能。こちらでは店員さんに食券を手渡してからほどよく経ったタイミングでその有無と量について確認がありました。
私はヤサイマシ、ニンニクマシ、アブラマシをコール。味の濃さであるカラメは卓上調味料で調整可能ということで変更しませんでした。コールの瞬間は多少の緊張感がありますよね。緊張?いや、これは二郎を食べる前の武者震い。程なくして私の注文したラーメンがやってきました!
着丼!圧倒的なボリュームの1杯を喰らえ!
こちらが私が注文したラーメン大/ヤサイ、ニンニク、アブラマシです。山のように鎮座するヤサイ、見ただけででもガツンとしたパンチを感じるニンニク、そして大きな大きなチャーシュー…!
世界よ、これが二郎だ。旨そう、このビジュだけでもキマりそう。
まずはスープからいただきます。こちらの最大の特徴がこのスープ!白濁しているような感じがしません?これが旨味を感じる要素の1つである乳化です!
はて、乳化って何ぞや?って話になるんですが、ざっくり説明すると水と油のように本来混ざらないものたちが混ざり合うことを乳化と言います。これだけ聞くと何か禁断のものを精製してる感じがしますが、私たちの身近なものでいうとマヨネーズがその最たる例として適しているかもしれません。ほら、マヨネーズって美味しいでしょ?あの感じがラーメンのスープで起きてると考えたらそれは革命ですよ。
こちらのスープはその乳化具合がすごく、ひと口レンゲから含むと味が分厚いんですね。少ししょっぱいかな?とも感じますが、それが飲み進めていくと少しずつ甘じょっぱい、クセになる味へと変化していく印象。飲み過ぎたらよくないなーと分かっていても、ついついレンゲが進んじゃうやつですね。
二郎ではその盛り方によって食べたくても麺にたどり着かないという現象が起きることもありますが、今回はその心配はいらなそうで、麺と無事ご対麺!ひと思いに啜っていきます!
パッと見て分かるように平打ちの麺が特徴的でワシワシとした啜り心地。それはこの地域のきしめん、平べったいパスタに近いものを感じますね。デロデロとしか食感もあって、ラーメンというジャンルを通してもなかなかないタイプの麺だと思います。これがほどよく縮れてて、スープと絡む…啜りが止まらんぞ。
ちなみに追加注文した生卵につけてすき焼き風にして麺を啜ったら、マイルド過ぎて体の角がそぎ落とされてまん丸になるところでした、飛べるぜこれは。
トッピングたちにもフォーカスしていきましょうか。マシにしたヤサイはまずまずの盛りで、そのてっぺんにはこちらもマシたアブラがかかっています。ここに関しては発想の転換というものが必要で、アブラというドレッシングがかかった二郎風サラダと解釈すると罪悪感から解放されるのでオススメです。(笑)
シャキシャキ食感のヤサイはスープに浸していけばそれぞれがちょうど良くなるし、アブラは旨味、ギルティかつジャンクさを過剰なまでに演出し。そこにニンニクのガツンとしたパンチが加わると二郎でしか味わうことのできない多幸を感じることができます。
二郎のトッピングで目を引くものといえばこのチャーシューですよね。お店によってその仕様も変わってきますが、こちらは大きくて分厚い、なのに柔らかくて食べる度に旨味の波がやってきます。
大きなお肉を食べる時、人は無条件で幸せになれますからね。こんなに旨いなら最初から豚ましにすれば良かったといい意味で後悔させてくれるチャーシューを喰らい、麺と野菜をごっそりとひっくり返す天地返しもしながら、一心不乱に食べ進め完食です!
また食べたくなる中毒性が二郎の極意なり
なかなかの盛りでしたが、見事勝利!お腹いっぱい。平打ちの麺に乳化したスープが絡んで、啜りがいのある1杯でした。お店を出た時も結構な待ちが発生しており、その人気の高さが伺えました。
スープに麺、さまざまなトッピングが織りなす二郎ならではのジャンキーで中毒性のある味わい…思い返せばまた食べたい!
ラーメンつづきの道場破り成功!次はどんな二郎を啜ろうかな、お楽しみに!
INFORMATION
店名:
ラーメン つづき
住所:
愛知県名古屋市東区矢田1-5-1 マリオン大曽根共同ビル 1F
営業時間:
11:30 - 15:00
L.O. 14:30
17:00 - 22:00
L.O. 21:30
Web:
https://www.instagram.com/ramen_tsuduki/
一人当たりの予算:
〜¥1000
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