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【ZEROBASEONEライブレポート&セットリスト】スターの輝きが増した海外ツアーファイナル公演がすごかった

ウレぴあ総研

撮影:白石達也 ©WAKEONE / LAPONE ENTERTAINMENT

ZEROBASEONEが2024年12月4日~5日、神奈川・Kアリーナ横浜で『2024 ZEROBASEONE THE FIRST TOUR [TIMELESS WORLD] IN JAPAN』を開催した。

【ZEROBASEONE全写真】ライブ全体がよく分かる写真

本稿では9月ソウルを皮切りに、シンガポール、バンコク、マニラ、ジャカルタ、マカオ、愛知、神奈川の全世界8地域で計14回公演し、約14万人を動員した初の海外ツアーのファイナルとなる12月5日の公演をレポートする。

トークとパフォーマンスとのギャップが魅力的

ZEROBASEONEは、2023年のグローバルオーディション番組『BOYS PLANET』で上位9名に勝ち残ったソン・ハンビン、キム・ジウン、ジャン・ハオ、ソク・マシュー、キム・テレ、リッキー、キム・ギュビン、パク・ゴヌク、ハン・ユジンからなるグループ。

日本での単独コンサートは、2024年3月の『2024 ZEROBASEONE FAN-CON IN JAPAN』ぶり。約8ヵ月ぶりに見た彼らは、スターの輝きが増していた。

瞳のような映像が映し出されたメインステージ中央の扉が開くと、横一列に並んだZEROBASEONEが登場。

その瞬間のZEROSE(ZEROBASEONEファンの呼称)の歓声の大きさがすさまじかった。ゆっくりとセンターステージまで歩いてくる9人からは、自信が満ちあふれている。

オープニングの『Road Movie』からダンスチューンが続いたが、「ZEROBASEONEには大きなステージが似合う」と思わせるダイナミックなパフォーマンスを見せてくれた。

全員で円陣を組んで始まった『New Kidz on the Block』では会場のファンに手を振りながら楽しいムードを作り出し、『KILL THE ROMEO』で更に盛り上げる。

ハンビンが「ZEROSE、ただいま~!」と満員の会場に声をかけると、各人の挨拶へ。ゴヌクの「かわいいだけじゃダメですか?」や、ジウンの「僕の彼女になってくれない?」という告白など、日本語で個性豊かな自己紹介を繰り広げる中、11月末に親知らずを抜いたハンビンが「親知らずがなくなっちゃた」と言うと、ジウンが「チャバッタ(捕まえた)」と持ちネタで返すなど、ファン悶絶の場面も。

トークとパフォーマンスとのギャップが大きいのも、ZEROBASEONEの魅力だ。

彼らの誕生の歴史を遡る圧巻のパフォーマンス

デビュー曲『In Bloom (Japanese ver.)』からのブロックは、『BOYS PLANET』から彼らの誕生を見守ってきたZEROSEへのプレゼントだ。

デビュー盤に収録されたハオのソロ曲『Always』では、あたたかな歌声と『BOYS PLANET』1位の実力を見せつけたが、ZEROSEの「ジャン・ハオ」コールの大きさにも驚かされた。

それに続いたのは、『BOYS PLANET』コンセプト評価の曲たち。ジウン、マシュー、リッキー、ゴヌクの『Over Me』では、『BOYS PLANET』時と同じ白いシャツに赤いリボンを使ったセクシーなパフォーマンスを見せ、ハンビン、テレ、ギュビン、ユジンの『Switch』では、キュートさが爆発。

全員が合流して『En Garde』『Say My Name』からシグナルソング『Here I Am』へ。会場を熱狂の渦に巻き込んで、デビューから『BOYS PLANET』までの彼らの誕生の歴史を遡り圧巻のパフォーマンスを見せてくれた。

本編最後のブロックには、ブラックシースルーの衣装で登場。

『Dear ECLIPSE』の白いリボンを使ったセクシーなダンスで大人っぽさを強調、『Hot Summer』では力強さあふれる大人の色気を見せたかと思えば、その後のトークでセクシーなジッパーの衣装が「開きすぎてる!」とツッコミ合ってわちゃわちゃするギャップを見せたり、カッコいいとかわいいが大渋滞。

ラストスパートは『Feel the POP (Japanese ver.)』『GOOD SO BAD (Japanese ver.)』など日本語の爽やかな曲で盛り上げた。

「この9人を選んでくれてありがとうございます」ZEROSEへの感謝の言葉も

アンコールには、ツアー T シャツとかわいいキャップやカチューシャを付けて登場。

日本デビュー曲『ゆらゆら -運命の花-』では、日本のZEROSEからの「より高いところで輝いて“また会いましょう”」というスローガンのサプライズイベントも行われた。

一人ずつのトークでは、ゴヌクが「日本のZEROSEは僕たちが日本に来る度に“同じ空の下にいる”と喜んでくれると聞きました。僕も同じ気持ちで頑張って活動します。1月にまた会えるから、待っていてくださいね」と再会を誓う。

リッキーが「一人ひとり目を合わせようと頑張りました。僕と目が合ったZEROSE、その瞬間を忘れないでいてね」、テレが「ここが終わりじゃないから、これからもちゃんと付いてきてくださいね」とファンにメッセージを伝える。

ハンビンは「僕たちとの思い出が皆さんにとって少しでも力になっていたらうれしいです。僕から小さな年末プレゼントです」と言ってアカペラでback numberの「クリスマスソング」を歌うと、会場のファンも大合唱でその想いに応えた。

世界を飛び回るZEROBASEONEのリーダー、ハンビンが、ここまで日本のZEROSEに寄り添ってくれるのはうれしい。

ハオは「たくさんのZEROSEに会えて夢のような3ヵ月間でした。メンバーとZEROSE、お疲れさまでした。『TIMELESS WORLD』は終わるけれど、またすぐ来ます!」とファンとメンバーをねぎらうと、ユジンが「単独コンサートができて幸せでした。日本の風景がすごく好きなので、今日も楽しく公演ができました。これからも宜しくお願いします!」。

マシューが「皆さんのエネルギーがすごくて、僕たちも楽しかったです。ツアーは終わるけれど、僕たちの思い出はずっと一緒だよ!」と想いを伝える。

そしてジウンが「最後の公演だなんて信じられないね。日を重ねるごとに僕たちの愛はどんどん深くなって、お互いがいとおしい存在になる。離れたくない。ただただ一緒にいたい。変わらずに待っていてね。最後と言う言葉はないと思っているので、次もまた良い姿で会いましょう」とロマンチックに決める。

最後にギュビンが「最後の日まで会場を埋めてくれたて、ありがとうございました。ZEROSEがどれだけZEROBASEONEを愛しているか、たくさんの都市で確認できた素敵な時間でした」とファンに感謝を伝えた。

メンバー同士が互いに感謝しあう感動的な場面も

その後には、メンバー同士の「ありがとう」大会も。ハオは「心から全メンバーにありがとうを伝えたい。誰かが辛い時には、隣にいるメンバーがなぐさめてくれて、僕たちが本当のチームになれた。本当にありがとう」。

ハンビンが「このツアーでメンバーとの絆が深くなった気がします。それをZEROSEも感じてくれているとステージの上から思いました。皆が笑顔で乗り越えてくれて感謝しています。特にマンネ(末っ子)のユジンがお兄さんたちの方に歩み寄ってくれた。皆さんも一緒に見守ってください」と言う。

一人ひとりに感謝を伝えるメンバーも。

ギュビンは「特に感謝しているメンバーがいます」と言ってテレの前に行くと、二人でハグを交わし、涙ぐみながら「大変な時は9人のメンバーが一緒にジェンガのように頼りあってきました。ZEROSEに言いたいけれど、言うチャンスがなかったことを伝えます。本当にこの9人を選んでくれてありがとうございます。ZEROSEは人を見る目があります。皆さんに本当に感謝しています」。

ファンに想いを伝えたが、その言葉は心からの本心だと伝わる、感動的な場面だった。

ラストの『HELLO』は、ハンビンの「携帯のライトで照らして!」という言葉で会場の照明が消えてZEROSEの灯すライトの中でバラードを歌いあげ、最後のメンバーがぎゅっと寄り添い9人の結束を見せてくれた。

『2024 ZEROBASEONE THE FIRST TOUR [TIMELESS WORLD] IN JAPAN』セットリスト

1.INTRO + Solar POWER
2.Road Movie
3.Take My Hand
4.New Kidz on the Block
5.KILL THE ROMEO
6.CRUSH (Japanese ver.)

7.In Bloom (Japanese ver.)
8.Insomnia
9.Good Night
10.Always
11.Over me
12.Switch
13.En Garde
14.Say My Name
15.Here I Am

16.Dear ECLIPSE
17.Hot Summer
18.SWEAT
19.Kidz Zone
20.Feel the POP (Japanese ver.)
21.GOOD SO BAD (Japanese ver.)

―アンコール―
22.ゆらゆら -運命の花-
23.Sunday RIDE
24.Only One Story
25.HELLO

ZEROBASEONE 日本1st EP 『PREZENT』
2025年1月29日リリース

そのほか詳しい情報は ZEROBASEONE OFFICIAL SITE をご覧ください。

(韓流ぴあ/坂本 ゆかり)

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