「闇バイト」危険性学ぶ 追浜中で特別授業
犯罪行為によって報酬を得る「闇バイト」の危険性を啓発するため、追浜中学校は19日、ブラウザゲーム『レイの失踪』を用いた特別授業を2年生184人を対象に実施した。
『レイの失踪』とは、インターネット上でプレイできる体験型教育プログラム。動画配信者「レイ」が闇バイトに関わったことで消息を絶ち、友人役であるプレーヤーがSNS分析などを通して実態に迫る。生徒にとって身近なSNSを模したツールを扱っており、体験後は「どうやって闇バイトに巻き込まれるのか分かった」「個人情報を出さないよう、SNSの使い方を見直したい」という声が聞かれた。
大学生が開発
同プログラムは、慶応大生らによるスタートアップ企業「クラスルーム・アドベンチャー」(東京都)が開発した。生徒の体験後に講演を行った同社の古堅陽向取締役(23)は、闇バイトに巻き込まれないために「【1】狙われない【2】騙されない【3】ハマらない」の3要素が重要だと解説。「インターネットリテラシーを高め、何かあった時は誰かに相談すること」と力を込めた。
警察では、闇バイトをはじめとする犯罪に関する相談を#9110で受け付けている。