学費だけじゃない…。子どもが大学生になるとかかる“見落としがちな3つの費用”
家計簿・家計管理アドバイザーのあきです。お子さんがいらっしゃるご家庭では、お子さんにかかる費用が気になる人もいますよね。なかでも子どもが大学生になるご家庭では、どのようなことに気をつけるとよいのでしょう。今回は、これまで1000件以上の家計相談をお引き受けしてきた経験から、見落としがちな「大学入学後に必要になる費用」をご紹介します。
(1)意外とかかる教科書代
子どもが大学生になるにあたり、学費や交通費の支払いはイメージできていた人も多いのですが、意外と見落としがちなのが教科書などにかかる費用です。
大学では、講義ごとに必要な教科書に指定がある場合も多く、気づけば数万円の支出になっていた、というご家庭も多く見られます。
また、前期、後期ごとにそれぞれかかることもありますから、春に支払いが終わっても、後期にはまた教科書代がかかることも。今のうちから早めに準備しておきましょう。
(2)成人式の費用
大学に入学する際にまとまった支出があり、家計的にも大変な思いをされるご家庭も多いのですが、それと同時に、成人式の準備を考える人も多くなりますよ。
特に女の子のお子さんですと、当日の着付けなどが必要になる場合もあるため、早いうちから予約をする人も多く見られます。なかには、高校生のうちに準備をし終えている人もいますから、まだまだ先のこととのんびりしていると、あとから予約が取れず大変な思いをする人も。
まとまった支出が続くと大変ですが、成人式にそれなりの費用をかけたいと考えている人は、早めの準備を心がけましょう。
(3)洋服代
大学生になると、これまでは制服だった人も、私服で通う人が圧倒的に多くなります。
大学生になるとアルバイトもできるため、洋服代は自分で準備させているご家庭も多くなります。しかし、大学でもかなりの勉強量を必要とする学部や学科を選択されたお子さんですと、アルバイトをする時間を捻出するのが難しいこともありますよ。
毎日私服で通学するために、それなりの洋服の枚数が必要になったり、時計やアクセサリーなどファッション全体に費用をかけるお子さんも多いもの。洋服代は親が支払う予定のご家庭なら、忘れずに準備しておきましょう。
どこまでを親が支払うか相談を
お子さんが大学生になると、高校生の頃よりアルバイトをしているお子さんが多くなります。
とはいえ、全ての費用を賄えるほどの収入が定期的にあるとは限りません。
テスト期間にはアルバイトを減らすこともあり、金銭的に困った時には親に頼るお子さんがまだまだいる時期でもあります。
思いがけない出費に驚くことにならないよう、どこまでの費用を親が負担する予定なのか、お子さんとあらかじめ話し合っておきましょう。
あき/家計簿&家計管理アドバイザー