B3徳島ガンバロウズvs山口パッツファイブ、GAME2! 負傷者続出の中、連勝なるか? 【バスケ/Bリーグ】
GAME1を95-84で勝利した徳島ガンバロウズ。聖地「アスティとくしま」で連勝を狙う!
昨日に引き続き11月3日「アスティとくしま」で徳島ガンバロウズvs山口パッツファイブの試合が開催された。この「アスティとくしま」は徳島ガンバロウズがB3に参入してはじめて試合が行われた場所で、いわば聖地。昨日の試合で連敗を止めた徳島ガンバロウズは勢いに乗り、県内から集結したブースターの期待に応えられるのか。
11月3日GAME2、徳島ガンバロウズのスターティングファイブは昨日と同じメンバーの♯0 クリストファー・オリビエ選手、♯2塚本雄貴選手、♯8 ジャワラ・ジョゼフ選手、♯24 大﨑翔太選手、♯27 エヴァン・マックスウェル選手。
昨日同様、チームの主力であり得点源でもある♯1 ジェレミー・コームズ選手、♯4 テイブリオン・ドーソン選手、♯5 ケドリック・ストックマン・ジュニア選手がケガで出場できない中、外国籍のクリストファー・オリビエ選手、エヴァン・マックスウェル選手がどこまで得点を重ねられるかがカギとなる。 本日の観客2618人が見守る中、14:00にティップオフ。
オープニングのシュートは昨日に続き♯0 クリストファー・オリビエ選手。好調な滑り出しと思えたが両チーム一進一退の攻防が続く。お互いに決め手を欠きファウルが増える展開の中、14-17のロースコアで第1Qが終了。
第2Qに入るとじりじりと徳島ガンバロウズが追い上げる。山口パッツファイブのファウルなどで得たフリースローを確実に決めていく。だが昨日の敗戦から対応を変えてきたのか、山口パッツファイブのディフェンスがゾーンからマンツーマンと目まぐるしい変化を見せ、徳島ガンバロウズの得点を抑え込んでいく。お互いに大きな動きがない中、35-35のドローで第2Q終了。昨日の試合では随所に見られたダンクシュートなどの派手なプレーは鳴りを潜め、お互いにディフェンスを駆使して我慢が続く展開であった。
しかし第3Q、一気に試合が動く。昨日は第3Qで得点を重ね突き放した徳島ガンバロウズであったが、今日は山口パッツファイブのオフェンスが加速する。インサイドを固めクリストファー・オリビエ選手に三人がかりで囲み、ゴール下で仕事をさせず、リバウンドをことごとく奪う。そのまま速攻、そして時に3ポイントであっという間に徳島ガンバロウズを突き放し、第3Q終了までに48-58と一挙に二桁と得点差が開く展開。
第4Qが始まっても、徳島ガンバロウズは打開策を見つけられず、同様の展開が続く。一時は7点差に詰め寄るも、終わってみれば65-78で試合終了。昨日の勝利の勢いを持続させることができず、今節を1勝1敗で終えた。
敗戦の原因は何だったのだろうか? GAME1で22得点と大活躍したエヴァン・マックスウェル選手が11得点と抑えられたことと、スリーポイントが20本中3本しか決まらなかったことだろうか。昨日の得点王クリストファー・オリビエ選手が厳しいマークに遭いながら機能を上回る29得点をたたき出したにもかかわらず、それ以外の選手の得点が伸び悩みチーム全体のシュート成功率は42.1%であった
試合後、デマーカス・ベリーHC(ヘッドコーチ)は「今日はすごく残念な敗戦となってしまいました。特に後半は調子がよくなく、ここ4試合の内3試合で得点が65点以下にとどまってしまい、本当にオフェンスが停滞しているのが大きな敗因になっています」と述べ、ここまで得点源であったジェレミー・コームズ選手のインジュアリーリスト入りやテイブリオン・ドーソン選手の負傷離脱による得点力の低下を要因に挙げた。
これで12戦を終えて6勝6敗の9位。このままだとプレーオフ進出が難しい状況になっている。負傷者続出の緊急事態を、チーム一丸となって乗り越え、再び連勝を伸ばしていけるか、徳島ガンバロウズの真価が問われる。
写真・徳島ガンバロウズ提供