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『霞釣り公園』での紀州(ダンゴ)釣りで45cm頭に良型クロダイを連打【三重】

TSURINEWS

良型クロダイヒット(提供:TSURINEWSライターかにおけ)

昨年より始めた紀州釣り。釣行の度に気付き、学びがいっぱい、奥の深さを感じています。それでも毎回独特のダンゴワークやウキでアタリを見るのが面白く、今回もより磨きをかけるべく伊勢湾奥にて竿を出しました。梅雨空の中ひたすらダンゴを打ち続けて良型いぶし銀をキャッチ、良い釣行となりました。

霞釣り公園へ

6月11日、向かったのは三重県四日市市の霞釣り公園です。港の先端に位置し、車でのアクセスも良く人気の釣り公園となっています。こちら東海地区は9日に梅雨入り、今日も降り続く雨の中釣り人は私のみ。

霞釣り公園(提供:TSURINEWSライターかにおけ)

水潮の心配がありましたが、海面を覗いてみれば今のところわずかなささ濁り。川から濁りが入ってくる前に勝負を決めたいところです。

ダンゴエサ&つけエサ

まずはダンゴ作りから。いつものマルキュー紀州マッハに米ぬかをプラスしてベース作り、押し麦とアミエビも忘れずに加えます。海水を少しづつ入れながらしっかり握り込める硬さを目指しますが、ちょっとパサつくかな?の程度でも時間が経てばいい感じに馴染んでくる。

ダンゴの用意ができたところでタックルの準備に取りかかります。

使用タックル

竿はダイワのインターライン磯竿5.3mに3000番スピニングリールの組み合わせ。道糸2号、ハリス1.75号、意外と潮が速いので極小のガン玉を打ち、底トントンもしくはハワセで狙います。

使用したライン(提供:TSURINEWSライターかにおけ)

つけエサのオキアミをダンゴに包み、ダンゴ杓を使って少し沖に投げ込む。杓を使えば手投げよりうまく飛びとても爽快です。

まずはフグがヒット

ウキが立つようにうまくタナを合わせれば、ダンゴがバラけるとウキがパタンと横になる。ワクワクドキドキの瞬間ですが起きろ、起きろと心の中で叫んでもウキは寝たまま潮に流されていく。初めのうちはこんな感じ。

それでも1時間経たないうちにウキに不自然な動き。アワセてみればおっ、確かな手応え、かかってきたのは大きなフグでした。

続いてボラが顔出し

これは魚が寄っている証拠と前向きに捉え、さらに杓を使ってダンゴを投げ込む。しばらくしてまたもや不思議な動き、アワセればおおっ、強烈な引きと横走り。あっちへこっちへ、掛かったのはあーやっぱり、ボラでした。

巨大ボラ対策でセットした60cm幅のタモを使い、しっかりとランディング。どうせなら力勝負は本命であって欲しい。ボラが現れれば次はクロダイかな、そう思えるようになったのは紀州釣りの魅力が分かってきたからでしょうか。

紀州釣りの魅力

ダンゴを丁寧に作り上げ、タックルをしっかりとセッティング。クロダイのいそうなエリアを選択し、ポイントを見極めそこでじっくり勝負する。紀州釣りの魅力は本命ゲットまでの過程を工夫し作り上げていく楽しさにあると思います。

タックルにも工夫

そのためにはストレスないロッドワークも大切。インターラインの竿を使うのは、ガイドのない中通しなので風の影響を受けず、うっかり穂先に糸が絡んでダンゴが空中分解するリスクを減らせるから。手返しが良いのもいいですね。

道糸は専用糸をチョイス。ラインシステムの紀州釣りフロート2号を巻いています。丈夫でしなやかな質感、竿の操作やダンゴを投げ入れるにも干渉せず、気に入って使ってます。

専用の寝ウキ

そして見た目も楽しい専用寝ウキ。海況にあったタイプを選んで視覚での釣趣を味わえます。

使用したウキ(提供:TSURINEWSライターかにおけ)

準備を整えダンゴを投入、ウキの動きを見る、変化がなければ回収して再びダンゴ投入……クロダイを求めて繰り返す動作、忙しくも楽しい時間であります。

本命らしきヒット到来

さて一連の流れでフグが掛かり、ボラが掛かり、次は本命が、といきたいところ。一投入魂、杓を使ってダンゴを飛ばす。ダンゴに引っ張られ寝ウキが一緒に沈んでいき、それが浮き上がって安定するのを待つ。ん?なかなか浮いてこない。

干潮時で水深はないはずだが何故か糸が走っているような…。試しにアワセてみればグングンと竿全体にかかる重い引き、次の瞬間糸が沖へ猛ダッシュ!

42cmクロダイをキャッチ!

とにかく強烈な突っ込み。大きく弧を描くインターラインを全身で支え、いなしながら何とか浮き上がらせる。現れたのはガンメタボディに白い腹、良型いぶし銀の登場です!慎重に近くまで寄せ、弱まったところを幅広タモでしっかりとランディング。

クロダイキャッチ(提供:TSURINEWSライターかにおけ)

サイズを測れば42cm。流線型の肉厚ボディに迫力あるヒレ、素晴らしいフォルムはずっと見ていたくなります。ウキの動きがわからずイレギュラーな釣れ方でしたが、ここは結果オーライということで。その後は濁りが入ってアタリが遠のき、クロダイの釣果はこの1枚のみにて納竿となりました。

1週間後には45cmチヌを手中

しかしこれにハマってしまい1週間後に同じポイントで釣行。一転して晴天でしたが魚の反応がイマイチ。それでも何とか粘った末に寝ウキが起き上がり、45cmのデカチヌをゲット。かかり釣りでも学んだようにアプローチをし続ければ何らかの答えが返ってくる。これは釣りに限らず他の分野でも通用しそうです。

良型キャッチ(提供:TSURINEWSライターかにおけ)

ポイントを見定めてそこで勝負、寝ウキが起き上がることで本命と出会える。正に「果報は寝て待て」の釣趣を楽しんでみてはいかがでしょうか。

<かにおけ/TSURINEWSライター>

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