シニア猫だって遊びたい!『高齢猫と上手に遊ぶためのアイデア』4選
1.「ラグ」や「カーペット」の上で安全に遊ばせる
高齢猫は、足腰が弱くなってきているため、万が一のケガを防止できるよう、一層気を配るようにしましょう。
安全を重視し、走ったり転んだりしてしまった場合も衝撃を抑えられるよう「ラグ」や「カーペット」の上で遊ばせるのがおすすめです。
フローリングと比べて滑りにくいというメリットもあり、安心して体を動かせる環境が整います。
2.「キャットトンネル」で狭いところ好きの欲求を満たす
どの世代の猫であれ、狭いところが好きなことには、変わりありません。
「キャットトンネル」は、出たり入ったりするだけでも好奇心がくすぐられる空間で、マイペースに遊ぶことができ、休憩スペースにもなるため、高齢猫にぴったりです。
トンネル内におもちゃを入れてあげると、一層わくわくした気持ちにさせることができるでしょう。
キャットトンネルは、カサカサとした素材で作られている場合が多く、トンネルをくぐるときに音が鳴ることで、狩猟本能を刺激できます。
若い頃によく見られる激しい追いかけっことは一味違う、スローでほのぼのとした姿に癒されることでしょう。
3.「寝たまま遊べるおもちゃ」で体力消耗を回避する
けりぐるみなどの「寝たまま遊べるおもちゃ」は、走り回る必要がなく、猫自身の手元に置いたまま遊ぶことができるため、体力消耗を防ぐことができます。
またたびなどの匂いがついていると、高齢猫もお気に入りになりやすくなります。
手で優しくちょいちょいと触るだけで満足してしまう可能性がありますが、反応が薄くても気にする必要はありません。
目で追ってくれているだけでも、十分高齢猫との遊びが成立しているものと考えましょう。
足腰の健康維持を助けるためにも、毎日短時間でもよいので、遊ぶ時間は設けるようにしてください。
4.「フード」で楽しく頭と体を働かせる
「おもちゃやキャットトンネルには、あまり興味がないのかな…?」と感じたら、美味しいフードを活用し、嗅覚から刺激するのがおすすめです。
ただフードを与えるのではなく、探したり考えたりする工程を加えます。
例えば、目の前にフードを並べて探してもらうだけでも、高齢猫に動くきっかけを与えます。
少し慣れてきた様子が見られた場合は、難易度をアップし、フードを知育トイのなかに収納して、取り出すことにチャレンジさせてみてはいかがでしょうか。
「どうやったらフードが取れるかな?」と考えることで、頭も活発に働き、認知症の予防にもつながります。
まとめ
高齢猫になるにつれて、遊ぶ関心は薄れていきますが、全く遊びたくないということではありません。
飼い主さんは、高齢猫が無理なく遊べるように、体力や安全を考慮した遊びを提案してあげましょう。
ダイナミックな動きをさせる必要はなく、少しでも動いたり頭を使ったりすることが、健康維持に役立ちます。
これからも末永く一緒に過ごせるよう、愛猫を支え、長寿を目指していきましょう。