「赤穂の魅力をPR」第38代義士娘が決定
観光キャンペーンで赤穂をPRする「赤穂義士娘」の選考会が13日、加里屋の市役所で行われ、第38代の2人が決まった。赤穂義士祭(12月14日)の「義士娘人力道中」でお姫様姿でお披露目される。
選ばれたのは、塩屋の大学生、上原優香さん(19)=関西学院大経済学部1年=と北野中の会社員、松岡実李(みのり)さん(24)。
赤穂で生まれ育った上原さんは子どもの頃、夏は御崎の海に行き、冬は高山でみかん狩りを楽しんだ。小学校では義士教育の一環で観光ガイドを体験。そうした経験から「赤穂のよいところを一人でも多くの人に知らせたい」と義士娘にエントリーしたという。
松岡さんは高知県土佐清水市出身。勤務先の不動産会社が赤穂に支店を開設したのを機に昨年10月に転居。「古い町並みと豊かな自然があって、空気がきれいで、人も温かい。とても住みやすいまち」と日頃から顧客に赤穂の魅力を伝えているといい、上司の後押しもあって応募した。
2人は赤穂観光協会の安部徹事務局長からお祝いの花束を受け取り、「赤穂をPRするために頑張ります」と笑顔を見せた。