レジのストレスなし 浜松市に静岡県内初 次世代のディスカウント店オープン 商品4万点以上
■トライアル浜松若林店 11月27にオープン
九州を中心に全国各地に店舗があるディスカウントストア「トライアル」が静岡県にも進出した。11月27日、浜松市中央区に「スーパーセンタートライアル浜松若林店」がオープン。レジのストレスがないスマートストアで、静岡県内では初めての出店となる。
浜松市で買い物客争奪戦!? 11月26日には「コスパ最強スーパー」オープン
トライアルは福岡市に本社を置くトライアルホールディングス傘下のトライアルカンパニーが運営するディスカウントストアで、全国に300店舗以上を展開している。東海エリアでは名古屋市や津市などに店舗を構えている。
トライアルの特徴はAI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)を最大限に生かした店舗運営にある。スマートストアとうたい、通常の買い物カートとは別に用意したセルフレジ機能付きの買い物カートにはタブレット端末とバーコードリーダーが備え付けられており、専用のプリペイドカードを使えばキャッシュレス決済でゲートを通過できる。会計のためにレジで待つ必要がなくなるのだ。
セルフレジ付きのカートは浜松若林店にも80台導入している。カートは軽くて画面が見やすく、商品を入れやすい設計になっているという。商品のスキャン漏れを知らせる機能、さらには利用客の購買履歴のデータをもとにして最適な商品をAIが選択してタブレット上で知らせる機能もある。
また、売り場には店内の放送と連動して商品の情報を伝える電子看板「インストアサイネージ」が設置されている。映像や写真のオリジナルコンテンツに加えて、店内の音声と連動して出来立ての惣菜を知らせたり、季節や催事に合わせたコンテンツを配信したりしている。
■店内の商品4万点以上 オススメの惣菜3つ紹介
売り場面積が約3640平方メートルの浜松若林店には、生鮮食品や惣菜、酒や日用品、家電や衣類など4万点以上の商品が並ぶ。中でも、3つの惣菜を店舗のオススメに挙げている。
【三元豚のロースかつ重(299円、税込)】
年間約1000万食を販売するトライアルの惣菜の人気No.1商品で、ミシュランで星を獲得した飲食店で修業を積んだシェフが手掛けている。とろとろ卵のあんがかかった肉厚のとんかつは食べ応え十分。同時に各店舗での味のばらつきを防ぐために、プロの料理人によるおいしいかつ重のつくり方をデータ化し、かつ重専用の調理マシンを開発した。
【自社製おはぎ(1個120円、3個300円、税込)】
北海道産の小豆と熊本県産のヒヨクモチを使用。内陸ならではの昼夜の寒暖差で風味が良くなる傾向があることから、北海道産の小豆を選んでいる。また、熊本県産のヒヨクモチはもちもち感が抜群で、今回のおはぎに合う素材として選定。自社製造により1個160グラムの圧倒的なサイズを実現し、大きいながらも低糖で甘さ控えめな味付けとなっている。
【鰹節で食べるだし鶏天(100グラム199円、税込)】
鶏肉はしっとり柔らかく、ジューシーな旨味が広がる。出汁を漬け込んでいるため、そのままでおいしく食べられるという。鰹節とダブルの出汁を楽しめる。
スーパーセンタートライアル浜松若林店の場所は浜松市中央区若林町400-1。24時間営業で年中無休となっている。浜松市では11月26日に「コスパ最強スーパー」として人気の「ロピア」が県内で初めてオープンしている。
(SHIZUOKA Life編集部)