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【学生とつくる国産米の未来】岩塚製菓(新潟県長岡市)と農業大生が田植え実証、高温対応・多収米に挑戦

にいがた経済新聞

岩塚製菓と新潟県農業大学校の学生が共同で実証実験

岩塚製菓と新潟県農業大学校の学生が共同で実証実験

岩塚製菓株式会社(新潟県長岡市)は4月28日、新潟市西蒲区にある新潟県農業大学校で、学生とともに「環境に配慮した多収栽培」の実証に向けた田植えを実施した。

このプロジェクトは、100%国産米を使用する岩塚製菓と、農業大学校の稲作経営科に所属する学生が連携し、10アールあたり600キロ以上の収穫を目指す取り組み。多収かつ暑さに強い米づくりの実証実験となっている。

実証栽培には、比較的高温に強いとされる品種「ゆきん子舞」が使われた。秋に収穫された米はすべて岩塚製菓が買い取り、同社の菓子製品に使用される。昨年度収穫分は、人気商品「味しらべ」に使用されたという。

昨年度の収穫量は10アールあたり522キロで、目標には届かなかった。今年は中干し期間の見直しや、肥料資材の再検討を行い、目標達成を目指す。

田植えの様子

実証実験に使用される「ゆきん子舞」

新潟県農業大学校の沼尾美羽さん

田植えに参加した稲作経営科2年の沼尾美羽さんは「昨年は目標を達成できなかったので、今年こそ達成したい。鶏ふんを元肥として昨年の倍近く投入し、中干しの延長は行わず、収量を増やしたい。美味しいお煎餅をつくるために、高品質な米を育てたい」と意気込みを語った。

岩塚製菓の小林晴仁常務取締役は「この取り組みは2年目になるが、気候や社会状況の変化を実感している。今は米が不足しているが、将来的には余る可能性もある。1粒でも多く収穫できることが重要であり、そのための技術や手法は変わらない。収量確保とコスト削減の両立が、今後の米作りには欠かせない」と期待を込めた。

岩塚製菓の小林晴仁常務取締役

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