市木沢で断層見学と清掃 地元の資源守るために
くずはの家ボランティアえのきの会岩石分科会と箱根ジオパーク関係者が2月21日、笠間友博箱根ジオパーク推進協議会事務局次長を講師に「箱根火山の露頭観察と環境整備in秦野市市木沢」を開催。神奈川地学会、箱根ジオパークサポーター、地元自治会協力のもと35人が参加した。
市木沢は、関東大震災で滑落した土砂によって塞がれたかつての川道。これにより震生湖が誕生しており、誕生100年を迎えた2023年の節目に、上町自治会有志が地元の資源を守るため清掃活動を行っている。
この活動に岩石分科会の北林文夫さんが興味を持ち、笠間氏に話をしたのが今回開催のきっかけ。当日は、箱根の噴火で堆積した火山灰や軽石が見られる主要3地点の断層を、笠間氏の解説で見学。合わせて清掃活動と露頭の整備も行った。清掃活動では缶・ビン・プラスチックなど分別して拾い、集まった35袋分のゴミが市環境資源センターに回収された。