東京で静岡の美酒を堪能！「Shizuoka SAKE フェア in 東京」開催レポート
静岡県が誇る日本酒の魅力を存分に味わえるイベント「Shizuoka SAKE フェア in 東京」が、2025年2月22日、ヴィノスやまざき有楽町店で開催されました。
GI静岡認定酒を中心に、日本酒のセミナーやトークセッション、特産品とのペアリング体験が行われ、日本酒初心者から愛好家まで、多くの来場者が静岡の地酒の奥深さに触れました。
日本一の自然が育む静岡の日本酒、その魅力を学ぶセミナー
イベントの幕開けは「日本一の自然が生む静岡の日本酒 ～おいしさの理由を紐解く～」と題した日本酒セミナー。講師を務めたのは、唎酒師であり「しずおか楽しみ大使」でもある平井綾さん。日本酒の基礎的な知識から、静岡の酒造りや味わいの特徴、2024年に始まった地理的表示である「GI静岡」についての解説があり、来場者も熱心に耳を傾けていました。
また、静岡の日本酒の特徴として「淡麗で穏やかな旨みがあり、食事との相性が抜群である」ことが挙げられ、カツオやマグロ、シラスといった静岡が誇る魚介類との相性が良いことを紹介していました。
造り手・売り手・消費者、それぞれの視点から語る静岡の日本酒
続いて行われたトークセッションでは、「静岡日本酒の今」をテーマに、酒販店「ヴィノスやまざき」の鶴見常務、静岡の蔵元「花の舞酒造」販売促進部の中村さん、商品開発課長の山口さんが登壇。静岡の酒造りの現状や課題、GI静岡認定酒の展望について、活発な議論が交わされました。
特にGI静岡については「2024年に認定が始まった、静岡の風土を活かした高品質な地酒ブランド」であることが紹介され、静岡酵母を使用したスムースな口当たりと、食中酒としての魅力が強調されました。
また、トークセッションはじめには乾杯酒として「ヴィノスやまざき」と「花の舞酒造」がコラボをして作った日本酒「アペロ S 純米吟醸 スパークリング」が登場。乾杯の際には「富士山の日」にちなんだ記念写真も撮影され、会場は一体感に包まれました。
最高のペアリング体験！静岡の美食とGI静岡認定酒
イベントの後半には、静岡県産の特産品と日本酒を組み合わせたペアリング体験が行われました。今回は「生しらす山葵塩辛 × 開運 純米大吟醸」「桜エビのピザ × 花の舞 誉富士 純米吟醸」「静岡しいたけリヨナー × 正雪 辛口特別純米」といった3種類の組み合わせが用意され、それぞれのマリアージュの妙に来場者たちは感動していました。
当初の予定では、乾杯酒を含め4種類の日本酒が提供されるはずでしたが、ここで「花の舞 誉富士 純米吟醸」の特別酒が登場！この銘柄が初めて「GI静岡」に認定されたときのお酒で、約1年の熟成を経て深い味わいとなった限定酒で、花の舞酒造の中村さんが来場者一人ひとりに振る舞い酒を注ぎながら歩き回るというサプライズがあり、会場の盛り上がりは最高潮に。参加者たちは「これが静岡の hospitality（おもてなし）か！」と驚きながら、至福のひとときを楽しんでいました。
静岡の地酒の魅力を発信する貴重な機会
「Shizuoka SAKE フェア in 東京」は、静岡の地酒の魅力をより多くの人に伝える絶好の機会となりました。GI静岡の認知向上はもちろん、日本酒初心者にも静岡の美酒を身近に感じてもらえるイベントとなったのではないでしょうか。
【イベント概要】
タイトル：Shizuoka SAKE フェア in 東京 ～日本一の自然が育む、日本酒の世界～
日程：2025年2月22日（土）
時間：14:00～16:00
会場：ヴィノスやまざき 有楽町店
主催：静岡県
協力：株式会社ヴィノスやまざき、花の舞酒造株式会社
【プログラム】
14:00～ オープニング
14:10～ セミナー 「日本一の自然が生む静岡の日本酒 ～おいしさの理由を紐解く～」
○セミナー講師
平井綾 氏 （しずおか楽しみ大使・唎酒師）
14:30～ トークセッション「静岡日本酒の今～作り手・売り手・消費者の視点から～」
○乾杯酒
・アペロ S 純米吟醸 スパークリング（花の舞酒造）
○登壇者
株式会社ヴィノスやまざき 常務執行役員 鶴見明 氏
花の舞酒造株式会社 販売促進部 中村拓洋 氏
花の舞酒造株式会社 商品開発課長 山口晃 氏
15:00～ ペアリング試飲「～静岡名産品と静岡日本酒のペアリング～」
○ペアリング 日本酒
・花の舞 誉富士 純米吟醸（花の舞酒造）
・正雪 辛口特別純米 誉富士（神沢川酒造場）
・開運 純米大吟醸（土井酒造場）
○ペアリング フード
・静岡しいたけリヨナー（有限会社グロースヴァルト）
・生しらす山葵塩辛（駿河屋賀兵衛）
・桜エビのピザ（ピザシャンテ）
酒蔵プレス編集部静岡県の日本酒は、全国・海外へとその魅力を発信し続けています。今回のようなイベントを通じて、静岡の酒文化がさらに広がっていくことを期待したいですね！
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