『帝国劇場展~THE WORLD OF IMPERIAL THEATRE~』のアンバサダーに井上芳雄と森公美子が就任
2025年3月28日(金)~4月27日(日)の期間、銀座三越 新館7階 催物会場にて開催される『帝国劇場展~THE WORLD OF IMPERIAL THEATRE~』のアンバサダーに、井上芳雄と森公美子の就任が決定した。
『帝国劇場展~THE WORLD OF IMPERIAL THEATRE~』は、2025年2月をもって惜しまれつつ休館する帝国劇場への多くの方々の想いを、未来につなぐ展覧会。「今日は帝劇、明日は三越」の広告で大正時代より縁のある帝国劇場と三越がコラボレーションしておくる。
この度、ミュージカル界で活躍し帝国劇場にも馴染み深い、井上芳雄と森公美子のふたりがアンバサダーとして就任し、展覧会と来場者の架け橋となり、その魅力を伝えていく。
井上芳雄は、2000年に『エリザベート』ルドルフ役で初舞台を踏み、同時に帝劇デビューも飾りました。その後も『モーツァルト!』や『ナイツ・テイル-騎士物語-』をはじめとした数多くの帝劇作品に出演し、名実ともにミュージカル界を代表する俳優として広く支持されている。
森公美子は、1984年『屋根の上のヴァイオリン弾き』でアンサンブルキャストとして帝劇に初出演、2014年『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』で帝劇初主演を果たした。『レ・ミゼラブル』では1997年よりマダム・テナルディエ役を演じており、劇場の歩みをその目で見ている。今回、アンバサダー就任にあたり、ふたりから寄せられたコメントも公開された。
井上芳雄 コメント
私の舞台人としてのキャリアは帝国劇場でのオーディションから始まり、初舞台も2000年6月『エリザベート』帝劇公演でした。劇場では、役者として舞台裏でスタッフの皆さんに支えられ、観客としてその迫力ある大きな舞台に毎回驚かされました。
帝劇の魅力は、出演者も観客も温かく包み込む懐の深さにあります。建て替えのニュースは寂しいですが、この展覧会を通じて、これまで帝劇に関わった劇場関係者やお客さま、全ての方々へ感謝の気持ちを伝えたいです。新しい劇場の完成を楽しみにしつつ、帝劇で味わった特別な時間や感動を、皆さんと分かち合える機会になれば嬉しいです。ぜひ会場で、帝劇の歴史と魅力を一緒に感じてください!
森公美子 コメント
このたび、建て替えのため一時休館となる帝国劇場の展覧会のアンバサダーを務めさせていただくことになりました。帝劇はお客さまと役者とスタッフが一体になれる劇場です。劇場にもお客さまにも品格があって、演技を含め変な振る舞いができない規律みたいなものが自分自身に生まれる特別なところです。
何度も通った稽古場と楽屋、客席が隅々まで見渡せる舞台、そしてたくさんの人との出会い……すべてが私にとって宝物です。今回の展覧会では楽屋の再現や着到板の展示などを通じて、劇場の裏側も感じていただけます。新たな帝劇が始まる前に、今の帝劇の思い出を共有しましょう。三越でお会いできるのを楽しみにしています!
また、展覧会の内容も一部解禁。劇場の歴史を振り返るパネルや映像、代表的演目の衣裳展示をはじめ、実際に使用されていた看板や座席を使ったフォトスポット、知る人ぞ知る貴賓室、座長の楽屋の再現など、普段では見られない帝国劇場を楽しむことができる、今だけ、ここだけの体験ができる展覧会となっている。
<Entrance>
キャストの着到板の実物を見ることができる。
<History>
現代まで紡がれてきた帝国劇場の歴史をパネルと展示物で振り返る。また通常オーケストラピットが設置されるため観覧席として使用されることが少ない1階XA列の座席を展示。フォトスポットとしても楽しむことができる。
<Back Stage>
帝国劇場にあった貴賓室や座長の楽屋「5-1」を再現。またキャストのインタビュー等の秘蔵映像も初公開。
さらに帝劇クロージング企画『帝劇Letters-私と帝国劇場の想い出-』とのコラボレーションも決定。多くの方々から寄せられた「帝国劇場へのお手紙」を、本展覧会でも一部掲出し紹介する。
そのほかにもオリジナルグッズの販売や、劇場内のカフェ「Café IMPERIAL」が期間限定で登場するなど、帝国劇場をさまざまな角度から楽しむことが可能。グッズ、カフェの追加の情報は、2月下旬以降に公開予定となっている(グッズ購入にあたっての注意事項など詳しくは公式サイトを参照)。
<取り扱いグッズ一例>
ふたたび歴史が刻まれる、その日に思いをはせて。ひとときの幕間を楽しんでみてはいかがだろうか。