周防大島のロックフィッシュゲームでメバル4尾にソイ11尾【山口】ジグヘッドリグで手中
4月上旬、周防大島へロックフィッシュを狙って釣行した。当日の潮は小潮、水温10度と海の中は依然冬の状態だ。今回はロックフィッシュにターゲットを絞り、大島を陸っぱり・ランガン釣行してきた。
周防大島でロックフィッシュゲーム
今回のロックフィッシュゲームのターゲットはメバル、カサゴ(アラカブ)、ソイ、アイナメ、アコウなど。しかし、大島では最近、アイナメ、アコウがめっきり減少している。
今回はテトラ周り、沖の根周り、沈瀬、小磯周りを重点的に狙う。特に小磯周りは知る人ぞ知るポイントなので普段、釣り人が入っていないため、低水温時でも根魚はかなり活性が高い。
仕掛けはジグ単がBMコンタクト2.0g#2、3.5g#2、ワームは艶じゃこPT1.6in、2.2inをセット。
日中なのでワームはクリア系よりも目立つカラーが好ましい。それゆえ私は生シラス、こんぺいとう、あみだんごを使用したが、それほど食いに大きな差はなかった。
ちなみにロッドはインスピレーションS69スプリットシーカーを使用。このロッドはオモリ負荷が0.8~7gだからかなり使い勝手がいい。
メバルとソイ交え2ケタ釣果
産卵後のメバルはやはり、日中は係留船のアンダー部、テトラや消波ブロックの暗い場所、沖の藻場、沈瀬などを好み、なかなか食わせること自体難しかったが、何度も何度も手返しするうちに、20cmオーバー4尾をキープできた。
誰でも楽しめる根魚釣り
今回の釣行で驚いたのはメバル、カサゴよりもソイのヒットの多さである。特に、堤防のスリット、岩礁地帯の割れ目、ゴロタ岩周辺を念入りに探るとカサゴよりもヒット率が高い。
この5年間近く大島のアジング、メバリングをしてボトムでは何度も良型のカサゴ、メバルは釣ったが、夜釣りでソイは一度もヒットしてこなかった。
周防大島ポイント解説
例えば、由宇港のテトラのすき間は格好のポイントで地磯のゴロタ岩の沖めを狙ってもカサゴ、ソイがアタる。
足場は悪いが小積港のテトラ先端部や大積港地磯のゴロタ浜の先端から沖向きの小磯はほとんどが岩場で根魚のすみかとなっている。また、地家室や佐連港のテトラも穴場だろう。
このほか、三ツ松港のゴロタ岩周辺、秋港のテトラはカサゴが多いが、藻場周辺はメバル、ソイがアタる。
狙い方
狙い方はテトラのスリットにジグ単とワームを落とし込む単純な釣り方のほか、沖のテトラをめがけてジグ単を飛ばし、着底と同時にゆっくり底這わせ状態でリーリングする。
アワセ
アタリがあれば即ロッドを立てて強引にラインを巻く。特にゴロタ岩でヒットすると必ず岩陰に隠れるのでティップにアタリがでた時点でアワセを入れて即座に岩陰から引き離す。そのためリーダーは1.2~1.5号を使用する。
フェルトシューズ着用
日中のロックフィッシュはポイントさえ見つければ確実に釣れるので初心者でも楽しめる。ただ、テトラ、小磯などは滑りやすいのでフェルトシューズ着用が好ましい。
<週刊つりニュース西部版APC・川原直毅/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース西部版』2025年4月25日号に掲載された記事を再編集したものになります。