東京女子流、15周年記念ライブで届けた強い想いをこめたパフォーマンス
東京女子流が、5月3日(土)にZepp Shinjuku(TOKYO)にて、結成15周年を記念したワンマンライブ<東京女子流 15th Anniversary Live ~キセキ☆~>を開催した。
同公演は早々にソールドアウトを記録し、会場のZepp Shinjuku(TOKYO)には満員のAstalight(東京女子流のファンの呼称)が詰めかけた。
冒頭、黒を基調としたエレガントな衣装を身にまとったメンバーは、ステージに登場すると1人ひとりがクールなダンスを披露。その後、純白の衣装に一瞬で早着替えを行なうと、会場は大きな盛り上がりを見せた。
15周年メモリアルライブは、昨年の14周年ライブで初披露した「フォーリンラブな時」からスタート。多幸感溢れる空間に、赤いペンライトを光らせながらファンも熱のこもった声援を送る。デビュー曲「キラリ☆」や「ダイヤ◇」「ストロベリーフロート」など、序盤から女子流を代表する人気曲を立て続けに届けた。
リーダーの庄司が“ついにやってまいりましたアニバーサリーライブ! とても待ち遠しかったです”と叫ぶと、山邊は“みなさんに会えるのを楽しみにしていました!”と笑顔を見せる。
新井は“今日は来てくれてありがとう! Zepp元気!? 今日は大きな声を出して、私たちと歌って踊って楽しんでいきましょう!”とパワフルに煽った。
“今日は15周年ライブ、15年間の私たちのありがとうという気持ち、愛を持ってぶつけたいと思います!”と、中江は感謝の気持ちを伝えた。
庄司が“今日は15周年の軌跡を詰め込んできました!”と発すると、デビュー初期から愛され続けている楽曲「おんなじキモチ」をパフォーマンス。
新井の“みんなまだまだ私たちと一緒に熱い時間を過ごしていこうね!”より、両手にヒマワリの花を付けた4人がアップチューン「ヒマワリと星屑」を軽快に披露すると、「Dear mama」「約束」「ガールズトーク」「days~キミだけがいない街~」を連続で歌唱。ライブの中盤では、バラードからクールな楽曲まで、女子流の幅の広さを魅せた。
山邊が“みなさん楽しんでますか~!”と叫ぶと、Astalightが大歓声で応える。
メンバーも赤いペンライトを手に取り、女子流のライブには欠かせない名曲「きっと 忘れない、、、」をパフォーマンスすると、2022年リリースの6thアルバム『ノクターナル』の収録曲で、ここ数年の女子流を語る上で欠かせない楽曲「コーナーカット・メモリーズ」「Viva La 恋心」をアクト。
勢いは止まらず、新井が“今日のために準備してきた私たちの新曲です!”と、同公演で初披露の「導火線、フラッシュバック」へ。低音が効いたラップパートにサビの力強い歌声が印象的な楽曲で、15年間積み上げてきたキャリアの地力を見せつけた。
昨年リリースした爽やかなロックチューン「datura」を披露すると、庄司は“今年の夏、7月30日(水)に7thアルバム『東京女子流』をリリースします!”と、約3年振りのアルバムのリリースを発表。続けて、“「導火線、フラッシュバック」、6月18日(水)に先行配信決定です!”と最新曲の配信も告知。
その後、“15年間の出会いと別れを経験し、改めて感謝の気持ちを伝えたい曲です”と庄司が話し、「Hello, Goodbye」で本編が終了。
赤いペンライトを光らせた満員のAstalightたちが“アンコール!”の大合唱。“ありがとう!”と叫び、ライブTシャツに着替えた女子流メンバーが再登場。「深海 Hi-ra MIX」、10周年の節目の楽曲「キミニヲクル」とアンコールでも人気楽曲をパフォーマンス。
会場全体が、多幸感に包まれる中、リーダーの庄司が切り出した。
“ここで私たち東京女子流から、みなさんにお伝えしたいことがあります。2026年3月31日(火)をもちまして、東京女子流は解散することを決めました”と解散を発表。
“今日まで、私たちメンバー4人とチーム女子流のスタッフのみなさんと、全員で何度も何度も話し合い、意見を重ねて私たちが出した決断です。15年こうして続けられたのも本当にどんな時でもいつも大きな愛を持って応援してくれたファンのみなさん、どんな時でもずっと支え続けてくれたスタッフのみなさん、そして家族。みんなの存在があってこの15年があり、こうして15周年をステージの上で、みんなで迎えることができました。本当にありがとうございます”と、庄司は大粒の涙を流しながらも、言葉を紡いだ。
山邊、新井、中江も涙をこらえきれず、突然の発表に会場のAstalightも騒然とし、涙を流した。
庄司は続けて、“自分たちで決めたことではありますが、やっぱりずっと応援してくれるみんながいて、そして今日をすごく楽しみにしてくれたみんながいて、今日は強い気持ちでここに立つぞ!と決めて、4人でパフォーマンスをしていたのですが、やっぱり自分たちで決めたことではあるけど、15年分の想い出といろんな想いが、どうしても溢れてしまいました。でも、最後の最後まで私たちは私たちらしく、音楽活動を続けていくつもりです。そんな私たちはライブから始まり、ライブをとても大切にしてきたグループなので、最後の最後までたくさんライブを通して、感謝をみなさんに伝える機会をたくさん準備していただきました”と、6月から始まるワンマンライブの開催を明かした。
そして“私たちの最後のライブは、2026年3月31日火曜日、会場はZepp DiverCity(TOKYO)です。このライブをもちまして、私たち東京女子流としてのすべての活動を終了いたします”とラストライブの開催を発表。
女子流メンバーの覚悟と決断に、これまでの15年間の感謝を伝えるかのように、会場にも温かく大きな拍手と声援が鳴り響いた。
庄司は、“最後はみんなで熱くなって気持ちを1つにして、今日楽しかったね!って言えるような時間にしたいです!”と涙を浮かべながらも笑顔を見せ、新井が“みんな女子流についてきてくれますか!”と力を込めて叫んだ。
「Attack Hyper Beat POP」を圧巻のパフォーマンスで魅せて、15周年ライブを最高潮の盛り上がりの中、幕を閉じた。
東京女子流は、来年3月31日までさまざまなステージに立ち続ける。1つひとつのパフォーマンスがかけがえのないものになるだろう、その一瞬一瞬の“キセキ”を見逃さないでほしい。
<東京女子流 15th Anniversary Live ~キセキ☆~>
2025年5月3日(土)
Zepp Shinjuku(TOKYO)
M1:フォーリンラブな時
M2:キラリ☆
M3:ダイヤ◇
M4:ストロベリーフロート
M5:おんなじキモチ
M6:ヒマワリと星屑
M7:Dear mama
M8:約束
M9:ガールズトーク
M10:days~キミだけがいない街~
M11:きっと 忘れない、、、
M12:コーナーカット・メモリーズ
M13:Viva La 恋心
M14:導火線、フラッシュバック
M15:datura
M16:Hello, Goodbye
〜アンコール〜
EN1:深海 Hi-ra MIX
EN2:キミニヲクル
EN3:Attack Hyper Beat POP