【リアル給与明細】35歳、薬局長。節約できない……。食費や娯楽費を減らす方法は？【FPが解説】
読者から寄せられたリアルな給与明細を大公開。質問内容から、改善できるポイントがあるのか、ファイナンシャルプランナーが解説します。【35歳 薬局店舗責任者】
【リアル給与明細】35歳、薬局の店舗責任者の場合
プロフィール
35歳、男性
薬局の店舗責任者
▼現状
仕事内容は、薬の在庫管理、患者応対、在宅医療、病院間との連携など。
労働時間は月167時間、残業は5時間程度。
ボーナスはなし。
【相談内容】できる限り節約したいです。食費や娯楽費、交遊費など月々によってムラが出やすい支出はどのように管理すればよいですか？
解説するのは……
◆sino
ファイナンシャル・プランニング技能検定3級 日商簿記検定3級
資産形成や節約に関するアドバイスを得意とし、普段はライターとして活動しています。
現在のお給料は全国平均と比べると高い？低い？
質問者さんの現在の収入を年収換算すると約618万円になります。
一方、国税庁の「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、質問者さんと同年代平均の年収は約556万円*です。
*……参考：国税庁「令和5年分民間給与実態統計調査」
質問者さんのお給料額は平均よりも60万円以上も多く、高い水準と言えそうですね。
支出のムラをなくす！予算設定と特別費の積み立て術
質問者さんは、毎月の食費や娯楽費、交遊費がばらつきやすい状況を改善したいのですね。
支出を管理するための具体的な方法をご紹介します。
感覚的な支出をやめて予算を立てる
食費や娯楽費、交遊費を感覚的に使っていると、毎月の支出にムラが出やすくなります。
そこで、各項目ごとに予算を設定し、その範囲内で生活するよう心がけましょう。
たとえば、毎月の食費を4万円、娯楽費を2万円、交遊費を2万円と決めた場合、それ以上使わないよう意識してみてください。
余ったお金を貯蓄に回す
予算内で収まった月の余剰分を貯蓄に回すことを習慣にしましょう。
たとえば、食費が予算の4万円に対して3万8千円で収まった場合、2千円を貯蓄に回すことで資産形成が進みます。
特別費を別で積み立てる
記念日の豪華な食事や旅行など、高額の支出は「特別費」として別に予算を立てて積み立てましょう。
特別費を毎月の支出と分けることで、急な出費で家計が崩れるのを防ぎます。
特別費積み立ての例
・記念日の食事：3万円
・年1回の旅行：10万円
これらを1年間で計画する場合、3万円＋10万円＝13万円を12ヶ月で割り、毎月約10,833円を特別費として積み立てます。
これらを実践することで、支出のムラを減らし、計画的な節約生活を実現できますよ。
まとめ
・質問者さんのお給料額は、平均よりも高い水準です。
・支出のムラをなくすためには、予算の範囲内で生活し、高額な支出は特別費として別に予算を立て積み立てましょう。
※この記事では媒体で募集した情報を掲載しています。