インスタで人気!一生の思い出になる「出生体重貯金」のやり方
ゆうちょ銀行のCM動画で紹介され、インスタでも話題になっている「出生体重貯金」を知っていますか?口座開設時に赤ちゃんの出生体重や誕生日、身長と同じ金額を振込して生まれたときの記録を残すという貯金方法です。今回は、子供にとっても思い出の品になる「出生体重貯金」のやり方を詳しく解説します。
子供の一生の思い出になる!「出生体重貯金」とは
【画像出典元】「PhotoAC」
出生体重貯金とは、子供名義の口座を開設し、赤ちゃんの出生体重や誕生日、身長と同じ金額を振込する貯金方法です。
ゆうちょ銀行の場合、親の口座から送金する際、名義人を「WEIGHT」「YEAR」「BIRTHDAY」などにして金額を設定します。すると、通帳には赤ちゃんの出生時の情報が記載される仕組みです。
例えば、2019年6月6日の11時38分に体重3050g、身長50cmで生まれた赤ちゃんは、次のように記録します。
YEAR 2019
BIRTHDAY 66
TIME 1138
WEIGHT 3050
HEIGHT 50
子供が大きくなったときに通帳をプレゼントすれば、両親にとっても子供にとっても大切な思い出の品になります。学費のために貯蓄を始めたい親にとっても、口座開設時に赤ちゃんの出生情報が記載されていればやる気が出ますし、折に触れて我が子の成長を実感することができます。
口座開設と振込時に用意するもの
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出生体重貯金で必要なものは
・子供名義の通帳
・振込するための親名義の通帳
・子供の出生体重などがわかるもの
です。
子供名義の通帳を作るには、次のものを用意しましょう。
・届出印用の印鑑
・子供の健康保険証
・母子手帳
・親の身分証
口座を開設する銀行はメガバンクや地方銀行などどこでもかまいませんが、振込時の手続きを楽にするため、親と同じ金融機関がおすすめです。とくにゆうちょ銀行は全国に支店やATMがあるので使い勝手がよく、子供が独立して遠方に引越しても管理しやすくなります。
出生体重貯金のやり方って?ポイントは「入金」ではなく「送金」
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最初に銀行で子供名義の口座を作り、親名義の口座から子供口座へ振込を行い、出生体重貯金を始めます。ここではゆうちょ銀行を例に説明します。
【ATM操作方法】
メニュー画面で「口座への送金」を選択する
親名義の通帳(送金用口座)の通帳またはカードを入れて暗証番号を入力し、送金先(子供名義の通帳)の情報を入力
1. 送金・振込額を入力
2. 名義人の名前を「WEIGHT」「YEAR」「BIRTHDAY」などに変更する
3. 確認画面で再チェックし、入金を完了させる
4. 記録したい項目の数だけ上記を繰りかえす
ATMに子供の通帳を挿入して「入金」手続きをしてしまうと、名義人の欄に「WEIGHT」や「YEAR」などを表示させることができず、「入金」とだけ印字されます。出生体重貯金を始める際は、入金ではなく送金機能を使うことがポイントです。
また、名義人欄を変更し忘れてしまうと「WEIGHT」や「YEAR」ではなく、親の名前が印字されてしまうので注意してください。
振込手数料を要確認!出生体重貯金の注意点
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出生体重貯金は記録したい項目の回数だけ送金手続きをするため、その都度手数料がかかってしまいます。
ゆうちょ銀行ATMの場合、口座間の送金(電信振替)は1回につき100円の手数料がかかります。オンラインバンキングのゆうちょダイレクトやゆうちょ通帳アプリだと月5回まで無料、月6回目以降で100円です。
複数回送金することで手数料がかさんでしまうので、送金前に記録したいものを厳選しておきましょう。
また、送金時は複数回手続きをするため、ある程度の時間がかかります。混雑時にATMを独占して周囲に迷惑をかけないよう、お昼どきなどの混雑時を避けて送金するのがおすすめです。
出生体重貯金は赤ちゃんの出生体重や誕生日、身長と同じ金額を送金する貯金方法です。生まれたときの情報を通帳に記録することができ、両親にとっても子供にとっても思い出の品になります。ぜひ子供名義の通帳を作って出生体重貯金を始めてみてはいかがですか。