Yahoo! JAPAN

子授祈願や安産に!「子どもを抱いた狛犬」がいる神社【京都市左京区】

きょうとくらす

画像:Nakamura

京都にあるたくさんの神社仏閣の中には、長年、子どものいる家庭が訪れご利益を授かってきたスポットもいくつかあります。

我が子の健やかな成長は親にとって何ものにも代えがたいもの。『きょうとくらす』では、子どもや家族を守ってくれる存在として、京都で長い間親しまれている神社仏閣をご紹介します!

今回は鞍馬山より、安産・子授かりにご利益があるといわれる『由岐(ゆき)神社』をご紹介。全国的にも珍しい狛犬や京都三大奇祭とされるお祭など、見所の多い神社です。ぜひチェックしてみてくださいね!

安産・子授かりにご利益のある「由岐神社」

霊峰・鞍馬山の中にある『由岐神社』。安産や子授かり、火除けなどにご利益があるとされています。公共交通機関を利用の場合、叡山電鉄・鞍馬駅から徒歩で約9分。専用駐車場はないので、車で行く際は周辺の駐車場を利用してくださいね。

画像:Nakamura

こちらは鞍馬山の山門。愛山費500円を支払って入山したら、由岐神社まで徒歩で約5分です。古来より多くの修行者が訪れたというだけあり、坂や階段が続きます。妊娠中の方にはハードかもしれないので、ご自身の体調と相談して訪れることをおすすめしますよ。

画像:Nakamura

坂の途中にはケーブルカー乗り場が。つい吸い込まれそうになりますが、実はここで乗ると『由岐神社』を行き過ぎてしまうので、注意してくださいね。あともう少しなので、神社を目指して坂を登ります。

全国でも珍しい“子どもを抱いた狛犬”

画像:Nakamura

ケーブルカー乗り場を通り過ぎて3分ほど歩けば、ついに『由岐神社』に到着です! 重要文化財である割拝殿をくぐって、階段を上っていきます。

画像:Nakamura

本殿に続く階段の途中には、立派な大杉が。こちらは樹齢およそ800年で、京都市の天然記念物にも指定されています。古くより“大杉さん”と呼ばれ親しまれているそうで、願いを叶えてくれるとも……!

画像:Nakamura

階段を上りきると、いよいよ本殿がお目見え。2023年に改修されたばかりなので、木地が綺麗です。筆者は平日の日中に取材に伺いましたが、混雑はしておらず、ゆったりと見て回れました。

安産や子授かりにご利益があるとされる『由岐神社』ですが、御祭神は大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)。大己貴命は子だくさんであったため、「多くの縁を結ぶ」といわれ、良縁、安産にご利益があるとされています。少彦名命は、医療や健康を司る神様で、母子の健やかな成長を願う人々からも信仰を集めてきました。そのため、子宝や安産を願う参拝者も多く訪れるそうです。また、事業・商売繁盛や健康祈願などにもご利益があるとされ、各種祈祷も行われているそうですよ。

画像:Nakamura

本殿の中には、日本国内でも珍しい“子どもを抱いた狛犬”がいます。国の重要文化財に指定されており、なんと鎌倉時代に作られたんだそう。以前は社殿の軒先にいましたが、今は社殿の中に移動しています。

画像:Nakamura

実物は少し見えにくいですが、ミニチュアサイズの『狛犬』(3,000円)を購入できますよ。子授かりや安産にご利益があるとされ、古くから信仰されてきたとのこと。かわいらしいサイズながら、力強く勇ましい姿です。子どもを守ろうという意思がひしひしと伝わってきますね。

京都三大奇祭のひとつ「鞍馬の火祭」

画像:Nakamura

由岐神社は『鞍馬の火祭』が行われる神社でもあり、境には写真が展示されています。もともと京都御所に祀られていた由岐大明神が鞍馬山に遷宮された際、人々は松明を焚いてお迎えしたそう。その盛大な儀式が、今に伝わる火祭の起源だといいます。

画像:Nakamura

最寄駅である叡山電鉄・鞍馬駅の待合室には、火祭で使われる原寸大の松明が展示されていました。筆者も初めて見ましたが、こんなに大きいんですね! これが何本も灯されるので、きっとすごい迫力でしょう。火祭は例年10月22日に行われるとのことなので、一度は観に行ってみたいものです。

天狗みくじなど、縁起物もいろいろ

画像:Nakamura

子どもを抱いた狛犬以外にも、由岐神社にはいろいろな縁起物が。ひときわ目を引く天狗みくじも、天狗伝説で有名な鞍馬山ならではですね。

鞍馬山は寺社巡りにも観光にもおすすめ

画像:Nakamura

今回は『由岐神社』を紹介しましたが、鞍馬山には他にも見所がたくさん。かの牛若丸が天狗と修行したとされる鞍馬寺や、博物館でもある霊宝殿など、観光と登山を同時に楽しめるおすすめスポットです。時期によっては桜や紅葉もきれいなので、ご家族でぜひ訪れてみてくださいね。坂や階段が多いので、歩きやすい靴で行くことをおすすめしますよ!

【詳細情報】
京都鞍馬 由岐神社
住所:京都府京都市左京区鞍馬本町1073
電話番号:075-741-1670
拝観料:無料(鞍馬山への入山時、愛山費として500円が必要)

取材・文/Nakamura

【画像】Nakamura
※この記事は配信時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
※文中の価格はすべて税込みです。

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. <スーパーの店員すごい!>働いているけど毎日くたくた!マルチタスクの極みといえる仕事内容は

    ママスタセレクト
  2. 【アイス博&アジアン夜市 SHIZUOKA 2025】全国のアイスやジェラート、キッチンカーが大集合!8月2、3日に静岡・駿府城公園で開催

    アットエス
  3. 無断転載したヤツが“前科者”に 漫画家・足立淳さんが描く実話コミックに反響

    おたくま経済新聞
  4. 『廃墟の中から子猫の鳴き声』が聞こえて探してみた結果…奇跡の出会いに涙が止まらないと10万再生「素晴らしい」「救ってくれてありがとう」

    ねこちゃんホンポ
  5. 【開店】園児募集中!曙町に定員5名の家庭的保育室『陽の木あけぼの保育室』が7/1(火)に開所するみたい

    いいね!立川
  6. 料理をしている間、子猫をキャリーに入れたら…あまりにも悶絶不可避な『全力アピール』が58万再生「尊すぎてww」「ニヤニヤが止まらないw」

    ねこちゃんホンポ
  7. <義母、ルール違反です!>「ひとりになって寂しい~」夫にすがる義母……イヤな予感!【まんが】

    ママスタセレクト
  8. 転がる男の子が『犬にヘッドロックをかけてる』と思ったら…意外すぎた『まさかの光景』が415万再生「幸せそうw」「温かいもんね」と絶賛

    わんちゃんホンポ
  9. カッコいいシベリアンハスキーを『プールで泳がせようとした』結果…想像と180度違う『まさかの行動』が20万再生「ギャップたまらん」の声

    わんちゃんホンポ
  10. 【起業家育成、観光政策】花角県知事、にい経に一問一答・新県政記者クラブ会見にて

    にいがた経済新聞