『廃墟の中から子猫の鳴き声』が聞こえて探してみた結果…奇跡の出会いに涙が止まらないと10万再生「素晴らしい」「救ってくれてありがとう」
保護猫シェルター『鼓猫庵』発の人気YouTubeチャンネル『鼓猫庵ファミリーの日常』に投稿されたのは、廃墟の排水溝内で鳴いていたキジトラ子猫の動画です。
捜索から保護にわたる一部始終を収めた当動画は10万再生を突破するとともに、「見つけてくださって、本当にありがとうございました」「小さい命助かるとほっとします」との声が寄せられています。
港町に住む2匹の母猫と、姿を見せない子猫たち
港町で暮らす妊娠中のキジトラ・キジ白の野良猫を動画投稿者さんが訪ねたのは2025年5月。2匹はすでに出産を終えた様子であったものの、どちらも子猫を連れておらず、動画投稿者さんは不安に駆られたといいます。
うち1匹、キジトラ柄の野良母猫が行動を起こしたのはその時のこと。彼女は時折投稿者さんを振り返りながら民家の敷地内へ移動したそう。母猫の先導を受けて進んだ先には、なんと5匹の子猫が。母猫自らが棲み処に案内してくれたことで、母子そろっての保護が叶ったといいますが……。
排水溝の中で震えていた子猫に抱いた“違和感”
キジ白柄の野良母猫の子どもたちの安否を案じた投稿者さんは、その後、彼女の縄張りと推測される漁業倉庫とその周辺エリアを探すことに。組合の方に許可をもらって倉庫内を確認するも子猫は見つからず、捜索範囲を屋外に広げることになったのだとか。
かすかな鳴き声を頼りに捜索するなか、半身が水に浸かった1匹の子猫を排水溝内に発見・救出したという投稿者さん。周囲にほかの子猫の気配はなく、捜索を切り上げて動物病院へ向かったそう。無事子猫を保護したはずが、投稿者さんの胸には、違和感が残っていたといいます。
奇跡的に救われた命
体がきれいで人馴れしている点から、子猫の診察にあたった獣医師は「この子は捨て猫ではないか」と推測を。投稿者さんが抱いていた違和感もまた子猫の出生に関するもので、排水溝から保護した子猫は、キジ白柄の野良母猫の子ではないとの見方が強まったようです。
排水溝の中で不安と孤独に耐えていた子猫は、受診後、安全な室内で食事をしてゆっくりと休息をとったとのこと。投稿者さんはきょうだい猫の捜索のため、翌日もまた現場へ出向いたといいます。1匹も取り残さないという投稿者さんの姿勢に、視聴者からは感謝とエールが寄せられました。
キジ白柄の野良母猫の子猫たちを捜索するなか、偶然にも発見に至ったのは、捨て猫と思しきキジトラ子猫だったと振り返る投稿者さん。奇跡のような保護を捉えた当動画には、「命を救って頂いて、心からありがとうございます!!」「あのカオス状況から良く探し出しましたね。探す筈だった親子達も見つかると良いですね」「保護して頂き感謝致します。あとの子も心配だし気になりますね。大変だと思いますが…見守っています！！」との声が寄せられています。
ご家族で協力しながら保護猫シェルターを営まれているという投稿者さん。人気YouTubeチャンネル『鼓猫庵ファミリーの日常』では、保護活動の様子を記録した動画が公開されています。
写真・動画提供：YouTubeチャンネル「鼓猫庵ファミリーの日常」さま
執筆：2525
編集：ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。