鶴見区の連合自治会・町内会を紹介します Vol.14 私のまちの連合会長 寺尾第二地区連合会 宮野昌夫会長
神奈川区と港北区の区境に位置する寺尾第二地区連合会は、8自治会・町内会、約8400世帯からなる地区。
入江川せせらぎ緑道で行われる灯ろう流しや、全町会が協力して開催する「桜まつり」など毎年恒例のイベントが地域住民を楽しませているほか、地区社協による各世代に向けた企画も行われている。子どもたちの意見を聞き、実際に何ができるか大人と考える「地域と何ができる会?」の実施、高齢者に向けた福祉保健講座など様々な企画も行っている。
連合会長を務める宮野昌夫さんは、この地域の歴史にも詳しい。「昔の馬場の赤門周辺では綿作りが盛んで、綿内谷(わたうちやと)という名前が付けられ、周辺で見つかった遺跡の名前にもなっている」「600年ほど前のこの地域には寺尾城があって、今も碑が残っている」などスラスラと語り、地域愛の深さを感じさせる。「ここはのどかで良い地域だが、山坂が多くて、皆から『移動が大変』との声も多い」と苦笑い。
今後の連合運営について、「地域のニーズに応えられるよう、それぞれの町会で工夫も必要。他の連合会の活動なども細かに聞き取り、地域の活動に生かしていきたい」と思いを語った。