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在宅医療支援センター 市民の直接相談受け付け 身近な窓口 安心届けたい

タウンニュース

在宅医療を含めた多職種連携を進める在宅療養の関係図(藤沢市より)

藤沢市医師会(石原宏尚会長)が運営している藤沢市在宅医療支援センターの機能が先月から拡充された。これまでは市の地域包括支援センターなどが間に入り、つないでいたが、市民が直接相談することができるようになった。「専門的な相談に応じられ、対応も早くなる」と市は期待を込める。

同医師会と市では通院が難しくなった人に対し、「みんなで支える在宅療養」を掲げ、在宅医療を中心に市民に寄り添ったサービスを提供。医師、歯科医師、薬剤師から、介護や社会福祉協議会の職員などと連携し、医療から介護、福祉と幅広い分野で療養生活を支える仕組みを構築している。

その拠点となるのが、片瀬の医師会館内にあるセンターだ。

直接対応することになったきっかけは、昨年の同医師会の提案から。市としても在宅医療の需要が主に85歳以上の高齢者で今後さらに増えることや、相談窓口が明確になっていないなどの課題に対応できるという観点から実現したという。

またセンターは看護師、保健師が応じるため、一定の専門的な回答も可能になるほか、在宅医療機関の情報もスムーズに提供できるようになる。

市では「市民にとって身近な窓口。安心して在宅医療を受けられる体制づくりができれば」と話した。

寄り添えるセンターへ

同医師会はこれまでもかかりつけ医を持つことや将来の医療、ケアについて、本人が家族や医療者らと話し合い、共有するアドバンスケアプランニングの周知等について市民への啓発普及を目標に、多職種連携の研修会や出張講義、在宅医療に関する市民公開講座を実施。在宅医療の充実に努めてきた。在宅医療担当理事の石井由佳医師は「在宅支援センターは、これまでに培ってきた市内医療機関や多職種との連携情報を生かし、受診や訪問診療の相談があった折にオーダーメイドで選択枝をご提示できるよう寄り添っていきたい」と力を込めた。

在宅医療全般に関する問い合わせは同センター【電話】0466・41・9980。

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