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県高校総体 バレーボール女子 名将が去り新章が始まった東龍が40回目の優勝飾る 【大分県】

オー!エス!OITA

写真/オー!エス!OITA SPORTS

大分県高校総体 バレーボール

6月2日 サイクルショップコダマ大洲アリーナ

女子決勝

東龍2(25-17、25-15)0大分商業

 

 東九州龍谷(東龍)と大分商業の対戦となったバレーボール女子の決勝戦。東龍が危なげない試合運びで大分商業をストレートで下し、25大会連続40回目の優勝を決めた。

 

 東龍は長年チームを率いていた名将・相原昇監督の離任後、初の公式戦。どのような戦いを見せるのか注目が集まる中、第1セットから圧巻のプレーで会場を沸かせた。序盤こそ大分商業のペースで進んだが、すぐに「東龍らしさ」を取り戻し主導権を奪うと、キャプテンの藤﨑愛梨(3年)や攻撃の軸である鎌倉詩織(2年)が鋭いスパイクを何度もたたき込み、得点を重ねた。

 

 もちろん、チームの大黒柱である忠願寺莉桜(ちゅうがんじ・りおん、2年)の存在も大きい。徹底マークされる中、おとり役をこなすなど攻守で活躍し、付け入る隙のない巧みなプレーで粘る大分商業をじわじわと突き放した。兼武咲希など1年生も随所で躍動し、層の厚さも見せつけた。

 

名将の後任として指揮を執る竹内誠司監督

 

 その勢いは第2セットも衰えることはなく、今大会、1セットも落とさずに完全優勝を成し遂げた。試合後、新たに指揮を執る竹内誠司監督は、「全国で勝つには誰か一人に頼るのではなく、一人一人が自立する必要がある。今日は全員が満遍なく頑張ってくれた」と確かな手応えを口にした。

 

 決勝を通して印象的だったのは東龍の「明るさ」だ。連続ポイントを許しても決して表情を曇らせることなく、お互いを鼓舞し合いながらプレーする姿が随所に見られた。チームを牽引(けんいん)する藤崎は、「今日は全員、バレーを楽しむということを忘れずにプレーできた。東龍の『最高新記録』が出たと思う。自分に関しても、しっかり相手を見て打つことができ、レシーブも全部拾いに行くという意識を持って実行できた」と晴れやかな表情で語った。

 

 ただ、東龍にとって今大会は通過点に過ぎない。目標はあくまで日本一。藤崎は「今から自分たちに足りないものを詰めていく。キャプテンとして、自分の表情一つでチームの雰囲気が変わることを意識しながら、状況に応じて声かけも工夫していきたい」と気を引き締めた。

 受け継がれてきた伝統を踏襲しながら、新たな指揮官の下でどう進化していくのか。新生・東龍の全国での戦いに期待が高まる。

 

節目となる40回目の優勝を飾った東龍

 

 

(甲斐理恵)

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