いまさら聞けない…暮らしにまつわる「デジタルの疑問」を専門家が解説
私たちの暮らしに今や欠かせないスマホやPC、タブレットなどのデジタル機器。ちょっと不安がありつつもそのままにしがちな疑問を、デジタルの専門家に教えてもらいました。
【子ども×デジタル】子どものうちからデジタル機器に触れさせてもいいの?
教えてくれたのは…
ピーシーデポスマートライフ 富里インター店 暮らしのデジタルライフプランナー 守田ゆきさん 家族全員が安心してデジタルを活用できるよう多くの会員を担当。「これからの学びとデジタル教育」にも関心が高い2児の母。
子どもとデジタルの付き合い方
学校教育もデジタル化が進み、起業や投資の授業が始まるなど学びの質も変わってきています。子どもとデジタルの付き合い方について、不安のある保護者の方も多いと思います。デジタルを、新しい学びを経験するための道具として考え、環境を整えてあげることが大切です。
未就学期のうちは、リビングに家族共有のPCやタブレットを置くなど、親と一緒に触れるようにすることがおすすめです。
スマホを持つなら中高生からが安心
小学生からスマホを持たせる家庭も増えているようです。小学生までは、学びの補助としてカメラや音楽再生など、その機能のみを楽しみましょう。中学・高校生になってスマホを子どもに持たせる場合も使い放題にしないことが大切です。
未成年者にとって有害な情報へのアクセスを制限できる「フィルタリング」、使用状況や時間を保護者の端末から把握・管理できる「ペアレンタルコントロール」といった機能を活用しましょう。
「1日1時間、リビングのみで使用」など時間や場所もルール化を。単純にルールで縛るのではなく、だめな理由まで伝えることで子どもがリスクを理解するきっかけにもなります。
【子どもスマホ3カ条】
その1 使用制限をかける
その2 使える時間と場所を決める
その3 だめな理由もしっかり伝える
SNSにも要注意!
世界中の人とつながれるSNSには楽しさの一方で危険も潜んでいます。SNS経由での犯罪も深刻。家族で相談しながら安全に楽しみましょう。
【安全×デジタル】セキュリティ対策って何をしたらいいの?
教えてくれたのは…
ピーシーデポスマートライフ 富里インター店 暮らしのデジタルライフプランナー 篠原由佳さん 会員に向けた安全講習を通して、楽しく安全なデジタルライフを提案。セキュリティ意識の向上にも努める。
安全も便利さもアップデートが肝心!
誰にでもできる対策として、必ず行ってほしいのはPCやスマホ・アプリのアップデート(システム更新)。定期的にアップデートを行って、常に最新の状態を保っておきましょう。
害を及ぼすウイルスはどんどん進化するため、対抗するセキュリティ性能も最新のものが必要です。「分からないから」「難しいから」とそのままにするのはNG!
購入先も大事
フリマサイトなどの個人売買には、偽物や粗悪品が紛れていることも! 信頼できる購入先から入手することも大切。
大事なパスワードはしっかりと管理を
インターネット回線の安全確保も重要です。自宅のWi ‐ Fiルーターのセキュリティが万全でないと、接続する全ての機器が危険にさらされることになります。家族以外の他人にWi ‐ Fiパスワードを教えるのも控えてください。
複数のサイトでパスワードを使い回すのも厳禁。一度流出してしまうと全てのサービスで不正アクセスをされてしまう恐れがあります。
とはいえ、膨大な数のパスワードを記憶しておくのも難しいものです。手帳などに書き記しておくのも一つの方法です。ただし、紛失や盗難に遭わないよう厳重に管理をしましょう。
コレにも気を付けて!
・知らない相手からのメールやSNS
・企業や公的機関の偽サイト
・極端に安価な商品
・業者を名乗ってのりすまし勧誘
詐欺やクレジットカードの不正利用、ウイルス感染に遭う可能性があります。「よく分からない」と自己判断せず、家族や周囲に相談しましょう。