起業するうえで考えておきたい大切な「会社の理念」とは?【眠れなくなるほど面白い 図解 起業の話】
自分の会社を「こうしたい!」という目標の立て方
世の中の共感を得られる目標とは?
会社を経営していくうえで、もっとも大切なことが、「社会をどう変えたいのか」という会社の理念です。起業のきっかけとして、「今の社会にはこういう問題があって、それをどう変えたくて、どんな社会を実現したいか」ということがまず前提にないと、世の中の人に伝わりません。
もうひとつ、「もし、会社がうまくいったら3年後はこのくらいの規模になっている」という計画を立てておくこともおすすめです。たとえば、起業1年目に評判がよくて、10社と契約できたとします。そうすると、これくらいの利益が見込めるので、これだけ人や設備、店舗などに投資できるということが見えてきます。それをもとに「2年目は30社、3年目は100社と契約できそう」といったことを試しに考えてみましょう。すると、「3年後は年間2億円は利益が見込めるので、いいオフィスが借りられそうだ」とか、「今は居酒屋で忘年会をしているけど、美味しいレストランで忘年会ができそうだ」とか、「社員旅行も3つ星ホテルにできるかな」とか、具体的なビジョンを描きやすく、自分自身もスタッフもモチベーションを持って仕事に取り組むことができるようになります。もし、目論見通りにいかなくても、またそこから3年後を考えていけばいいのです。
会社の理念はとても大事
起業のきっかけとして…
●今の社会にどんな問題や課題があるのか
●それをどう変えていきたいか
●どんな社会を実現したいか
会社としての使命や存在意義、在り方を提示
これが前提にないとみんなに伝わらない
3年後にうまくいっていたら…
●どれくらいの事業規模になるか
●どれくらいの収益になるか
●社会がどう変化しているか
会社がどれくらい成長するかを考える
3年後を見据えた計画を作ってみるのがおすすめ
[会社として最も重要視する価値観や考え方をしっかりと提示しておく!]
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 起業の話』著:林 尚弘