特殊詐欺未遂 1700万円の被害防ぐ JA支店長に感謝状
仮想通貨の購入費を名目に1700万円をだまし取られそうになった顧客を被害から守った功績で、赤穂署は21日、JA兵庫西尾崎支店の橋本亘司(こうじ)支店長(48)に感謝状を贈った。
同署によると、事件が起きたのは今年3月11日。来店した男性客が「ビットコインを購入するため」として、預金から1700万円の振り込みを希望した。振込先が個人名義だったことなどから不審に感じた橋本支店長は送金手続きを保留して警察に通報。SNSを使った特殊詐欺と判明し、被害を未然に防いだという。
棟廣正幸署長は「防犯意識を高くもって被害を防いでいただき本当にありがたい」と感謝を伝え、橋本支店長は「組合員様の大切な資金を守れて良かった。今後もお客様が被害に遭わないよう、アンテナを広げて対応したい」と語った。