ランチ限定20食!高田馬場『酒肴 新屋敷』で人生最高のアジフライを
高田馬場駅から徒歩約8分、早稲田通りから路地に入ると『酒肴 新屋敷(しゅこう あらやしき)』に到着。古民家をリノベーションした昭和の香り漂う店内では、長崎県松浦市で捕れたアジを使用した、至高のアジフライがいただける。
1日20食限定!こだわり抜いた素材の鮮度・提供方法
「皆さまの1番を目指します」とひなこ店長が自信を持って提供するのは、ランチ限定20食、毎日完売するほど大人気のアジフライ。
アジは鮮度を重視して仕入れており、納得のいく質のアジが仕入れられないときはランチの営業をしないというこだわりっぷり。なんと、刺し身で食べられるほど新鮮なアジを使用しているそうだ。
アジそのもののおいしさはもちろん、至高のアジフライを作り上げるのは、長年アジを揚げ続けた大将の腕と、来店するすべてのお客さんへの気配り。「1日20食限定にしていることも、おいしく提供するこだわりのひとつなんです。新しい油で揚げたものと、最後に揚げたものとでは油の質が変わるため、全員においしい状態で食べてもらいたいという思いで食数を限定しています」。
肉厚なアジに驚き!卓上の調味料で味変も楽しめる
ランチメニューでは、アジフライのほか、カキフライと焼きメンチなどを提供している。アジ2枚と焼きメンチ2個のセットが2000円、アジ2枚とカキフライ2個セットで2000円、アジ2枚と焼きメンチ1個、カキフライ1個のセットで2000円など、組み合わせは時季によってさまざまに変わるが、今回はアジフライ4枚1800円の定食に、単品のカキフライを付けることに。
アジフライを箸で持つと、まず肉厚な身に驚く。口に運ぶと衣はサックリ、中はふわっふわ。これまでに食べたアジフライからは想像できないほど、しっとりとした食感だ。柔らかくほぐれていく身からは、じゅわっとアジの旨味が口の中全体に広がっていく。素材がしっかりと生きていて、ソースなど何もつけていないのにこのおいしさはすごい。たしかに最高のアジフライだ。
勢いよく口に運び続けてふと卓上を見ると、アジフライを彩るさまざまな調味料が。
その中でもひなこ店長のおすすめは、自家製の水塩。塩と水に昆布だしなどを調合したもので、アジフライに直接2回ほどプッシュするのが推奨している食べ方なのだとか。全体に満遍なく味がつくことで、アジの風味が引き立ち、とても上品な味わいになる。
カキフライは宮城県気仙沼市産のカキを使っている。こちらもとても新鮮なものを選び、大きくて濃厚だ。特製タルタルソースと合わせていただくのが筆者のおすすめだ。
さらに、お米は大将のご実家で作られたものを使用。埼玉県越生産で、特Aランクの「彩のきずな」という品種だ。出来たてを食べてほしいという思いから、毎朝お店で精米し、お客さんが来店したタイミングで土鍋で炊きあげる。
予約必須!愛が詰まったアジフライを食べに行こう
もともと大将は年に300枚以上アジフライを食べるほどのアジフライ好き。「アジフライを通して日本食文化を広く知ってもらいたい」という思いで開店に至ったのだ。
大将とひなこ店長のアジフライへの愛は、産地からお店への輸送にも注がれている。アジの産地から店までの距離が遠く、梱包の仕方や品質を保った輸送も重要だ。「おいしい食材があるというだけでなく、細心の注意を払った食材の運び方など、生産者の方々の食材に対する愛情も大切です」とひなこ店長。運んでもらった食材を、最上級のおいしい状態で提供することを大事にしているのだ。
「東京にいるけど東京じゃないみたいな。実家に帰ってきたような、ほっこりする空間でゆっくり肩の力を抜いてほしい」とひなこ店長は話す。
絶品のアジフライがいただけるランチは火曜日~土曜日の11時30分から12時まで営業。予約必須で前日17時から電話で受け付けとなるため、狙いを定めて訪れたい。また、ランチ営業の有無は前日までにHPで発表となるため、こちらもご確認をお忘れなく!
酒肴 新屋敷(しゅこう あらやしき)
住所:東京都新宿区高田馬場2-2-15/営業時間:11:30~12:00・18:00~21:30(月は18:00~21:30)/定休日:日/アクセス:地下鉄副都心線西早稲田駅から各徒歩6分、JR・私鉄・地下鉄高田馬場駅から徒歩8分
取材・文・撮影=千乃あいみ
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