【開場式レポート・皇室の名宝と新潟 一皇居三の丸尚蔵館収蔵品でたどる日本の技と美】国宝2件と重要文化財2件を鑑賞できる貴重な機会|長岡市
新潟県立近代美術館で、3月16日(日)まで開催中の企画展『皇室の名宝と新潟 一皇居三の丸尚蔵館収蔵品でたどる日本の技と美』の開場式に出席。ひと足お先に観覧してきました
開場式と展覧会場の模様をお伝えします。
開場式はまず、主催者のご挨拶からスタート。
ところで「皇居三の丸尚蔵館」とは?
皇室に代々受け継がれた美術品を保存・調査研究・公開するため、平成5年(1993)に皇居東御苑内に開館した「宮内庁三の丸尚蔵館」を前身とする施設です。
その皇居三の丸尚蔵館は現在、令和8年の全館完成に向けて現在はリニューアル工事の真っ最中。部分的に開館しています。
工事完成までの期間中、収蔵品を紹介する展覧会が全国各地で行なわれてきたのですが、それが新潟県立近代美術館にもやってきたというワケなのです。
なんといっても注目したいのは、国宝の伊藤若冲『動植綵絵』から2点、そして『天子摂関御影 大臣巻』と曾我蕭白筆『群仙図屏風』という重要文化財2点を間近に鑑賞できるということ。
ほかにも、小林古径、土田麦僊らの作品や、佐渡金山から採掘された純金で鞘(さや・刀をしまう部分)や柄(つか・持ち手の部分)を作った水晶入りの短刀、佐渡出身の金工作家で人間国宝の佐々木象堂が制作した『瑞鳥置物(上写真の右手前に写っています)』、笹川流れや麒麟山の風景を描いた作品など、新潟ゆかりの作品も数多く展示されていました。
国宝と重要文化財を間近に鑑賞できる貴重な機会です、ぜひ足を運んでみてください。
なお、会期中、一部展示替え(巻物の場面替えや屏風の左右など)が行なわれ、前期展は2月24日(祝)まで。2月26日(水)から後期展となります。
新潟県立近代美術館 (https://kinbi.pref.niigata.lg.jp/)
同時開催中のコレクション展 第4期もお見逃しなく。
『日刊にいがた』コレクション展 第4期 シークレット・ガーデン (https://tjniigata.jp/outing/202501kinbi/)
皇室の名宝と新潟
一皇居三の丸尚蔵館収蔵品でたどる日本の技と美
開催期間
〜3月16日(日)9:00〜17:00(観覧券販売〜16:30)
会場名
新潟県立近代美術館
会場住所
長岡市千秋3-278-14
休み
2月17日(月)・25(月)、3月10日(月)
料金
一般1,400円、高大生1000円、中学生以下無料
問い合わせ先
新潟県立近代美術館
問い合わせ先
電話番号
0258-28-4111
リンク
https://kinbi.pref.niigata.lg.jp/