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【開場式レポート・皇室の名宝と新潟 一皇居三の丸尚蔵館収蔵品でたどる日本の技と美】国宝2件と重要文化財2件を鑑賞できる貴重な機会|長岡市

日刊にいがたWEBタウン情報

 
エントランスでは、国宝『唐獅子図屏風(右隻)』の高精細複製品がお出迎え。これは撮影OK!
近くで見ると大迫力!! 高精細複製品は、まるで本物みたい

新潟県立近代美術館で、3月16日(日)まで開催中の企画展『皇室の名宝と新潟 一皇居三の丸尚蔵館収蔵品でたどる日本の技と美』の開場式に出席。ひと足お先に観覧してきました

開場式と展覧会場の模様をお伝えします。

開場式はまず、主催者のご挨拶からスタート。

新潟県副知事・鈴木康之さん
皇居三の丸尚蔵館館長・島谷弘幸さん
テープカットセレモニーが行なわれ、いよいよ展示会場へ進みます

ところで「皇居三の丸尚蔵館」とは?

皇室に代々受け継がれた美術品を保存・調査研究・公開するため、平成5年(1993)に皇居東御苑内に開館した「宮内庁三の丸尚蔵館」を前身とする施設です。

その皇居三の丸尚蔵館は現在、令和8年の全館完成に向けて現在はリニューアル工事の真っ最中。部分的に開館しています。

リニューアル工事中の皇居三の丸尚蔵館(2025年1月18日撮影)

工事完成までの期間中、収蔵品を紹介する展覧会が全国各地で行なわれてきたのですが、それが新潟県立近代美術館にもやってきたというワケなのです。

なんといっても注目したいのは、国宝の伊藤若冲『動植綵絵』から2点、そして『天子摂関御影 大臣巻』と曾我蕭白筆『群仙図屏風』という重要文化財2点を間近に鑑賞できるということ。

国宝 伊藤若冲《動植綵絵 雪中錦鶏図》 江戸時代(18世紀) 皇居三の丸尚蔵館収蔵
国宝 伊藤若冲《動植綵絵 老松鸚鵡図》 江戸時代(18世紀) 皇居三の丸尚蔵館収蔵
国宝の前には、早くも人だかりが…
作品の細かいところまで鑑賞できます
『瑞鳥置物』(写真右)は、周囲どこからでも鑑賞できます

ほかにも、小林古径、土田麦僊らの作品や、佐渡金山から採掘された純金で鞘(さや・刀をしまう部分)や柄(つか・持ち手の部分)を作った水晶入りの短刀、佐渡出身の金工作家で人間国宝の佐々木象堂が制作した『瑞鳥置物(上写真の右手前に写っています)』、笹川流れや麒麟山の風景を描いた作品など、新潟ゆかりの作品も数多く展示されていました。

国宝と重要文化財を間近に鑑賞できる貴重な機会です、ぜひ足を運んでみてください。

なお、会期中、一部展示替え(巻物の場面替えや屏風の左右など)が行なわれ、前期展は2月24日(祝)まで。2月26日(水)から後期展となります。

新潟県立近代美術館 (https://kinbi.pref.niigata.lg.jp/)

同時開催中のコレクション展 第4期もお見逃しなく。

『日刊にいがた』コレクション展 第4期 シークレット・ガーデン (https://tjniigata.jp/outing/202501kinbi/)

皇室の名宝と新潟


一皇居三の丸尚蔵館収蔵品でたどる日本の技と美

開催期間
〜3月16日(日)9:00〜17:00(観覧券販売〜16:30)
会場名
新潟県立近代美術館
会場住所
長岡市千秋3-278-14
休み
2月17日(月)・25(月)、3月10日(月)
料金
一般1,400円、高大生1000円、中学生以下無料
問い合わせ先
新潟県立近代美術館
問い合わせ先
電話番号
0258-28-4111
リンク
https://kinbi.pref.niigata.lg.jp/

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