湘南ユナイテッドBC 熱戦に「手ごたえ」 開幕戦は1勝1敗
藤沢、茅ヶ崎、寒川を拠点に活動する「湘南ユナイテッドBC」のB3リーグホーム開幕戦が先月27日と28日に開催された。横浜エクセレンスと対戦し、初日は70対64で勝利した。
秩父宮記念体育館で行われた初戦には、地元のブースターを含む1176人が試合を見守った。
試合は第1クォーターから19対14とわずかにリード。続く第2クォーターでは2点差に詰められ、途中追う展開になる場面もあった。会場が熱気と緊張感に包まれる中で両者一歩も譲らず、第3クォーター終了時には47対47と同点に。最終第4クォーターでは23点を獲る粘りのプレーで相手の猛追をかわし、70対64で接戦を制した。
この日のチーム最多得点を獲得したのは、今年7月に加入した石井智大選手(25)。シューティングガード(SG)としてスタメン起用され、3ポイントやシュートなどで得点を量産。結果18点で、今試合MVP選手に選ばれた。試合後、石井選手は「点を取るという自分の役割を果たせて良かった」と喜びを爆発させた。
また、同じく今夏加入のマイケル・ヒューズ選手(26)もセンターとしてゴール下を支配。2m越えの巨体から繰り出す俊敏なプレーで相手を翻弄し、リバウンドは両チーム合わせて最多の16回、フリースローも100%の成功率で、チームに大きく貢献した。
初戦後、堀田剛司ヘッドコーチは終盤の展開を振り返り、「相手の点を抑えられ、昨年越えの手ごたえを感じた」とした上で、「市民の応援なしでは成り立たない。結果で恩返ししていきたい」と意気込みを語った。
ただ翌日には、同チームに59対78で大敗。今後の勝敗が注目される。
次回ホーム戦は10月25日(金)と26日(土)、秋葉台文化体育館で徳島ガンバロウズと対戦する。