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任天堂の謎動画「Close to you」、やはりピクミンだった!「ニンテンドーピクチャーズ」初のショートムービー

おたくま経済新聞

任天堂の謎動画「Close to you」、やはりピクミンだった!「ニンテンドーピクチャーズ」初のショートムービー

 任天堂が10月7日に公開した謎のCGアニメーション「Close to you」に早くも続報。おなじみの赤・青・黄のピクミンたちが登場する第2弾映像が、10月8日に任天堂公式アプリ「Nintendo Today」で公開されました。

 しかしながら、作品の目的や意味はいまだ明かされていません。ファンの間では、「新作ゲーム?」「映画?」「ショートアニメ?」と考察がより一層盛り上がっています。

■ 第1弾と同じ映像にピクミンが登場する第2弾

 映像は第1弾と同じく、赤ちゃんと母親の温かい日常を描いた約4分間の物語。

 母親が部屋を離れると、赤ちゃんのそばにあるおしゃぶりが突然動き出し、ハイハイを始めた赤ちゃんがそれを追いかける……という構成も前回とまったく同じです。

 しかし今回は、その「おしゃぶりを動かしていた正体」が明かされました。それは、ピクミンたちだったのです。

 赤ピクミン、青ピクミン、黄ピクミンが部屋の中で大忙し。積み木やガラガラを運んだり、おしゃぶりにしがみついたりと、まるで赤ちゃんと遊ぶかのように動き回る姿が描かれています。

 映像のラストでは、母親に抱きかかえられた赤ちゃんを見守りつつ、ピクミンたちの頭に一斉に花が咲く……という、温かくも涙腺を刺激するシーンで締めくくられています。

■ ピクミンがいるだけで“世界の見え方”が変わる

 興味深いのは、第1弾と同じ構成・同じ長さの映像でありながら、ピクミンの存在が加わるだけで印象がまったく異なること。

 おしゃぶりが動いていた“謎の力”がピクミンだったことで、前作で感じた「不思議」の空気が一転、どこか「やさしいファンタジー」へと変化しています。

 特に映像で流れるメロディや、ピクミンたちの愛らしい動きには「映画クオリティ」と称する声も寄せられています。

■ 新作?アニメ化?それとも……?

 しかしながら、任天堂から公式な説明は依然としてなし。動画のタイトルは「Close to you(あなたのそばに)」のままで、プロジェクトの目的や位置づけについても発表されていません。

 ファンの間では、「ピクミンの新作か、スピンオフ?」「“近くにいる”というタイトル、ピクミンのテーマそのもの」など、多くの推測が交錯しています。

 中には「ピクミンブルーム(スマホアプリ)とのコラボ展開の可能性」や「Switch後継機に向けたティザー映像」など、ゲーム業界的な視点からの考察も登場。ネット上では、まさに“謎解き合戦”の様相を見せています。

■ 謎は深まる一方、続報への期待も高まる

 赤ちゃんと母親、そしてピクミンたちが織りなす心温まる物語。その映像美と表現力は、すでに「短編映画」と呼べるほどの完成度を誇っています。それだけに、「ただのプロモーションでは終わらないだろう」という期待も膨らみます。

 「Close to you」は何のための作品なのか?そして、なぜピクミンたちが「あなたのそばに」いるのか?任天堂が次にどんな“芽”を見せてくれるのか、今後の続報から目が離せません。

■ 【10月10日追記】動画は「ニンテンドーピクチャーズ」初のショートムービーであることが明らかに

 本動画は、任天堂株式会社が100%出資している映像制作会社「ニンテンドーピクチャーズ」が制作したものであることが、公式Xで明らかになりました。

 動画はニンテンドーピクチャーズ初のショートムービーであり、「今後も映像を舞台に、様々なチャレンジをしていく」と宣言しています。

※本稿は追記情報にあわせ、更新の際にタイトルの一部を変更しています。

<参考・引用>
Nintendo Today!「Close to you」

(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025100903.html

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