鳥大好き山内アナ解説付き、聴けば見えてくる⁉水辺のバードリスニング!
10月7日の生活情報は水辺のバードリスニング!暑さがだんだんと落ち着いてきて、散歩にもピッタリな季節がきました。歩いているときはだいたい鳥を探しているという山内アナにとっては、嬉しい季節の到来…!みなさんも、散歩を楽しみながら身近な鳥の声に耳を澄ませてみませんか?ということで…
前回は5月に、ベランダで鳥の鳴き声を楽しむ、“ベランダバードリスニング”をご紹介しました。今回は今の時期の散歩中などに、水辺で出会えそうな鳥の鳴き声をご紹介しました。
そして、今回も、宝島社さんから出版されている「美しい鳴き声が聞こえる! 日本で出会える野鳥図鑑 決定版」に掲載されている鳥の鳴き声が聞けるQRコードを読み取り、その音声を流しながら、皆さんにも鳥の鳴き声を楽しんでいただきました。ぜひ、ポッドキャストの音声と合わせてお楽しみください。
まずは、川沿いなどを歩いていると出会える確率の高い鳥。
①ワンオペ子育ての代表選手~カルガモ~
・茶色っぽい体に、黒くて先端が黄色いくちばし。愛らしいオレンジ色の足も特徴。
・体長はおよそ61cmほど。
・カルガモ親子が道路を横断する姿をニュースで観たという方も多いのでは?
・川に限らず、湖畔や田んぼ、公園の池など色々な場所で出会えるかも!
②青首ガモとも呼ばれる美しい水鳥~マガモ~
・メスは、体の色がカルガモと似た茶色っぽい色。
・オスは華やかな緑の頭に黄色いくちばし。鮮やかな緑の首を持つ「青首ガモ」として知られています。
・マガモの雌なのか、カルガモなのか、山内さん的にはどちらかいつもわからない。しかし、緑色の頭をした雄のそばにいるなら、マガモではないかと推測しているそう。
・こちらも、川のほかに湖や田んぼ、池などで出会えるかもしれません。
③水辺の宝石~カワセミ~
・こちらはちょっと珍しい鳥。
・鮮やかな青色とオレンジ色の体。体長はおよそ17cmくらい。
・水面上を低空飛行したり、水に向かって飛び込んで魚を食べたりする。
・まさに、水辺の宝石。一瞬にして目の前を通り過ぎて行ったとしても、体の鮮やかさから「カワセミだ!」とわかるほど。
・河川や都市公園、海岸などで出会えるかもしれません!
カワセミの鳴き声は「ピッ、ピピッ」という高めの声で、秋の虫の鳴き声に似ているとの声も。上の方から聞こえてきたら、ぜひ空を見上げてみてください。青い姿が見えるかもしれません。
そしてここからは、山内さんが、都内のイチ押しバードスポットで出会った鳥たちをご紹介しました。
④皇居のエレガントな住人~コブハクチョウ~
コブハクチョウポーズを披露する山内アナ
・白い体に細長い首、オレンジ色のくちばしの付け根には黒いコブ。
・体長はおよそ152cmと存在感抜群。
・ハクチョウというと渡り鳥を想像するかと思うので、なかなか会いに行けないかと思いきや…コブハクチョウは皇居のお堀で観られる!(ただ、昔より数が減ってしまっているため必ず観られるとは限らない…!)
・聞くと思わず返事をしたくなるような独特な響きのある鳴き声。羽を広げた時の大きさは圧巻!
⑤背中にヒナを乗せて泳ぐ小さな潜水の名手~カイツブリ~
・夏は黒っぽい褐色の体で、頬から首のあたりにかけて赤褐色。
・黒くて短いくちばしの先と付け根は、淡い黄色。体長はおよそ26cmくらい。
・シルエットは小さめのカモのようですが、カイツブリ目カイツブリ科カイツブリ属。
・イチオシポイントは、背中にヒナを乗せて泳ぐ姿!天敵が近づいてきたときには、ヒナを背中に乗せたまま水に潜ることもあるようです。
・山内アナは、井の頭公園や上野公園の池などで出会ったそう。
⑥スタジオジブリ作品でも有名になった大型の水鳥~アオサギ~
・スタジオジブリ作品の「君たちはどう生きるか」にも登場。(ポスターの鳥!)
・体長およそ93cmの大型のサギ。海岸や干潟、河川や池などにいることが多いです。
・背中の灰色の羽、後頭部から目の辺りにかけての濃い灰色の模様、黄色いくちばしが特徴。
・体が真っ白なシラサギに比べると、会える機会は少ないかもしれません。
・飛び立つ瞬間などに鳴くことが多いため、出会えて声を聞けたらラッキー!
・山内アナは、代々木公園で出会ったそうです。
ぜひ、散歩などの際には、鳥の声を辿ってみてください!
そして、今回ご紹介した「鳥の鳴き声」は、宝島社さんから税込1,480円で発売中の「美しい鳴き声が聞こえる! 日本で出会える野鳥図鑑 決定版」のQRコードから、読み取って頂けるとお聞きいただけます。
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)