<静岡サッカー>小学4年生の「しんきんカップ」で初優勝した浜松和田JFCの選手や監督を直撃!
サッカーの小学生4年生チームの静岡県チャンピオンを決める「しんきんカップ 第39回県キッズU-10大会」で浜松和田JFCが初優勝に輝きました。
浜松和田は決勝戦で2年ぶりの頂点を狙ったSALFUS oRs(静岡市清水区)を3−1で破りました。
試合後、和田碧人主将と決勝戦で3点目を決めた竹花海翔選手、鈴木裕幸監督(50)にインタビューしました!
>>サッカー小学4年生の静岡県チャンピオンは浜松和田JFC!
和田碧人主将(浜松与進小4年)
ー試合の感想を。
「みんなで戦えて、勝てたのでとてもうれしいです!全部の試合、良い内容で戦うことができました」
ー浜松和田はどんなチームですか。
「守備が強いチームです。プレスを意識していて、前を向かせないようにしています。前を向かせてしまったら、ファーストタッチで寄せることを意識しています」
ー自分の持ち味は?
「体が強いこととキック力です」
ー身長は?
「143センチです」
ー目標の選手は?
「クリスチャーノ・ロナウドです。フリーキックが上手だからです」
ー今後の夢や目標を聞かせてください。
「プロサッカー選手になって、海外でプレーしたいです」
竹花海翔選手(磐田青城小4年)
ー左足で見事なミドルシュートでした。(チーム3点目の)ゴールシーンを振り返ってください。
「ダイレクトできれいなシュートを打てて、うれしいです」
ー左利き?
「左利きです」
ー試合の感想を。
「自分たちのいいところはプレスとか体が強いところです。みんな強くいけて、ボールを取れたのでよかったです」
ー目標の選手は誰ですか。
「ファン・ダイクです。ディフェンスが上手だからです。体が強いし、スピードもあるからです」
ー今後の目標は?
「プロになって、日本代表になって、海外に行くことです」
鈴木裕幸監督
ー決勝戦の感想を。
「相手の方が力が上なのは分かっていたので、守備を頑張ろうと話していました。最初から守備を頑張った結果、前でボールを奪うことができて点を取ることができたのではと思います」
ー全員の激しいプレスが印象的でした。
「そこが自分たちの売りだと思っています。待ち構える守備ではなく、とにかくボールを奪いにいく守備を1、2年生の頃からやって来ました。奪いにいって、かわされるのは仕方がない。引くのではなく、前から。選手たちは今までやってきたことをやってくれました」
ー日頃の指導で大切にしていることは。
「常に試合を意識した練習を心掛けています。練習では細かいことを言いますが、試合の時は思い切りやってくれればいいというスタンスでやっています」
ー指導体制や練習場所などについて教えてください。
「自分が4年生担当の監督で、4年生担当のコーチも2人います。今は少年団からクラブチームとなり、年長から入ることができます。普段は和田東小学校、和田小学校、天竜川の河川敷などで練習しています。セレクションは一切なく、入りたい子は入ってもらっています。4年生24人のうちの半分は地元の小学校の子たちですが、磐田から通っている子もいます」
ー土のグラウンドを転々としているんですか?
「そうです。今日は芝生のグラウンドでサッカーができて、選手たちは楽しんでいました」
ーU-10(小学4年生以下)の選手たちに求めていることは。
「チームとしては球際で負けないことや、アプローチに早くいくことはずっとやってきました。あとは積極的にチャレンジすること。どんどん自分を出してほしいと思っています。ミスはしてもいいけれど、ミスをしたら取り返すということだけは指導しています。
県大会ベスト8になると相手は強いので、今日はリスクを恐れて蹴ってしまう場面もありましたが、本当はもっと大事にボールを扱いたいです。上の学年はポゼッションを大切にやっているので、この子たちもこれからテーマにしていきます」
ーシュートの意識の高さも感じました。
「それもいつも言っています。どんなにいいドリブルをしても、どんなにいいパスをしても、シュートを打たなければ0点だよと」
ー内容と結果のバランスについては?
「もちろん公式戦は結果にこだわることもあります。でも、結果を求めることが100にはならないようにしています。今日も、決勝戦は全員(ベンチメンバー14人)出場させました。GKも交代させたので、相手チームには『なんだよ』と思われたかもしれませんが、経験は大切ですし、成長してほしいという思いからです」
ー彼らにこれから期待したいことは。
「もっと内容でも勝てるように。ボールを大事にするサッカーをしていきたいですし、個の成長ももっとできる子たちだと思っています」