千葉県の2軒の「製パン工場の直売所」をハシゴして買った18個のパン、その総額はいくらになったでしょうか?
出来立てを安く買える工場直売所が好きだ。もっといえば、朝はご飯よりもパン派の私(佐藤)にとって、製パン工場の直売所はベスト。製菓工場も悪くはないけど、製パン工場の方がテンションが上がるんだよね。
さてそんな私は、最近千葉・稲毛を訪ねる機会を得た。長すぎるロングウインナーを求めて、「石窯パン工房ル・マタン」に出かけたのである。このベーカリーの姉妹ブランド「マロンド」の工場直売所があると知り、その足で現地に向かった。
そうしたところ、別の製パンメーカーの工場が隣にあると判明。1軒でも十分お得なのに2軒はしごして、さらにお得に買い物してしまった。総数18個のパンの合計金額は、いくらだと思う?
・川島屋のマロンド
この日のスタート地点は、石窯パン工房ル・マタン稲毛小中台店だ。JR稲毛駅から徒歩約30分のところにあり、目的地のマロンドセントラル工場サービスショップまでは、さらに30分歩かなければならない。
しかもただ歩くだけでなく、ル・マタンで購入した全長約80センチのロングウインナーを携えて向かうことになる。これを折ることなく無事に1本のままで持ち帰りたい。普段よりも慎重に歩く必要がある。
ってなわけで、さっそく出発進行! そういえば去年は夏の暑い時期に、高速のサービスエリアまで歩いていったよなあ。あれは楽しい企画だった。
久しぶりに見知らぬ土地を歩くから、オラワクワクすっぞ!
見上げるとそこには高速の高架が。高速道路ってなんか好きなんだよねえ。あの道を走っていくと、遠くまで行ける気がして、夢を感じるんだよなあ。また歩いてサービスエリアに行きたいなあ。
それにしてもすごい道だな。GoogleMapsを頼りに歩いているけど、GoogleMapsってときどきすごくおかしな道をナビするときがあるんだよね。いまだにお前を信じ切ることができないぞ、GoogleMapsよ。
高速の高架から外れたところで、看板発見! マロンドの運営元「株式会社川島屋」の工場はこの先だな。
看板から少し歩いて到着しました。ここがマロンドセンター工場のサービスショップです。
川島屋は菓子舗として1916年に創業、1953年に株式会社を設立し、ここ千葉・花見川区にセントラル工場を構えている。工場はベーカリーだけでなく米飯工場も備えており、サービスショップではパンのほかにおにぎりやいなり寿司も販売している。
事前に調べたところ、1個80円のおにぎりや三斤分ある巨大なパンの耳などを販売しているらしいのだが、訪ねた時間が少し遅かったみたいで、それらは棚に並んでいなかった。残念……。とはいえ、市販の商品とは比べ物にならないほど安くパンを買うことできたぞ。
・安いパンの自販機
そのまま帰ろうとしたところ、パンの自販機発見。へ~自販機もあるのか、お店が休みの時でも買うことができて便利だね。すでにパンは十分買ったので、様子だけ見て帰ろうとしたところ……
どうやらこちらは、隣の「株式会社オリエンタルベーカリー」の千葉工場と判明。つまり川島屋とは別会社である。オリエンタルベーカリーは関西圏で1番のシェアを持つ業務パンメーカーである。数年前に千葉工場を設立し、その敷地内に自販機を設置していたのだ。
で、この自販機の商品がかなり安い! ほとんどの商品が200円で、パンが1個入っているわけではなく、2個とか5個とか入ってるじゃないの。え? 200円でいいの!?
あまりにも安いので買わずにはいられなかった。ちなみに500円硬貨は使えないので、利用する場合は100円玉のご用意を。
200円を投入してノブを回すとガチャ! と開いた。
パン5個で200円! マジ!? 安すぎない? とはいえ、ここも工場だから、無人の工場直売所ってことになるよな。直売所ゆえの奉仕価格、図らずも良い買い物ができてしまった。
・18個の合計金額は
ということで、2軒の直売所を訪ねて、これだけ買うことができました~! パンは全部で18個!
まずはマロンドで購入したのが、菓子パン2個(1個100円)、菓子パン1個(50円)、コッペパン5個(1袋150円)。これら全部で400円!
いずれも消費期限の近いものではあるけど、これ5個1袋で150円は安い! 1個あたり30円です。
そしてオリエンタルベーカリーの自販機で買ったのが、黒糖食パン2枚入り(2個)、ロールパン2個入り(3個)、これら全部で200円!
以上、18個のパンを買って600円でした~! このご時世で、これだけ買って1000円でお釣りが来るなんて信じられない。
ということで、もしも稲毛方面にお出かけの機会があれば、マロンド・オリエンタルベーカリーをハシゴして、お得にパンを買って帰ろう~!!
・今回訪問した店舗の情報
店名 マロンドセントラル工場サービスショップ
住所 千葉県千葉市花見川区犢橋町349-1 セントラル工場敷地内
時間 10:00~17:00
名称 オリエンタルベーカリー パンのロッカー販売
住所 千葉市花見川区犢橋町369-1 千葉工場内
時間 24時間
参考リンク:株式会社川島屋、オリエンタルベーカリー
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24