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世界遺産「パリ・ノートルダム大聖堂」の一般公開が12月再開。文化財保護を訴求する世界巡回展がまもなく日本科学未来館にやってくる

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世界遺産「パリ・ノートルダム大聖堂」の一般公開が12月再開。文化財保護を訴求する世界巡回展がまもなく日本科学未来館にやってくる

 ゴシック建築の代表作といわれる世界遺産のノートルダム大聖堂。およそ800年前パリのシテ島に建築され、1804年にはナポレオンがフランス皇帝に即位した戴冠式も行われるなど、歴史が紡いだフランスの象徴でもある。ご存知のようにノートルダム大聖堂は2019年4月15日、高層部からの出火により、尖塔が焼け落ちるなど大きな被害を受けたが、ドローンやCG分析などの最新技術を駆使し、建築や美術品を扱う熟練工たちの技で修復が進められてきた。
 
 特別展「パリ・ノートルダム大聖堂展 タブレットを手に巡る時空の旅」が、2024年11月6日(水)から日本科学未来館で開催される。
 本展は文化財保護の大切さを身近に感じてもらうことを目的として世界を巡回してきたが、科学技術に関する情報発信を行う、日本科学未来館だからこその新しいコンテンツも登場する。修復に使われた最新技術に焦点をあてた新しいタイムポータル(時空の扉)を初公開するほか、火災前後の大聖堂を比較した模型を実際に触ることができるコーナーも設置される。

 会場は、「火災─2019年4月15日一」 「夢の大建築 」「鍛冶職人」「世紀の建設─1165年頃一」「内陣一大聖堂の最も神聖な場所一 」「石工職人」「森」「西側のバラ窓 」「聖遺物 」「パリの中心部」「宗教戦争の政略結婚 」「王の誓願 」「フランス革命」「 皇帝の戴冠─1804年一 」「天才建築家の仕事」「尖塔」「修復現場におけるイノベーション」 「安全確保作業」「工事現場の専門家たち」「修復─ 2021~2024年一」 「修復現場を訪れてみましょう」 という21個のタイムポータル(時空の扉)が設けられ、ヒストパッドをかざすと、ディスプレイに当時の様子が再現されるというこれまでにない体験型のもので、その世界に入り込めるようになっている。

▲(C)パリ・ノートルダム大聖堂展 製作委員会

  

 例えば、「皇帝の戴冠─1804年─」では、ナポレオンの野心や複雑に絡み合う当時の政情が細かく表現され、絵画の観賞では味わえない臨場感がある。

 会期中の2024年12月には、ノートルダム大聖堂の一般公開が再開されることになった。新たなステージを迎える大聖堂をリアルタイムで見守りながら、文化財の歴史や未来を一層身近に感じることができるタイミングでの開催である。

▲2024年7月2日~9月2日、韓国 国立古宮博物館 展示室の様子 (C)Histovery

 
特別展「パリ・ノートルダム大聖堂展 タブレットを手に巡る時空の旅」
会期:2024年11月6日(水)~2025年2月24日(月・休)[93日間]
会場:日本科学未来館 企画展示ゾーン
公式サイト:https://notredame-ar.jp/

 

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