【北九州市】救急医療情報システムを本格運用へ 適正搬送・病院収容所要時間の短縮を推進
北九州市は1月から、救急医療情報システム「NSER mobile」の本格運用を開始しています。
「NSER mobile」は、救急現場と搬送先医療機関間のコミュニケーションを円滑にし、救急活動の効率化や適正化を図るシステム。TXP Medical社が提供しています。
北九州市の救急全般のDXを実現
北九州市では、救急業務において2023年4月から約1年間、NSER mobileを利用した救急搬送の実証実験を実施。検証の結果、救急隊と医療機関連携が円滑になり、救急隊と医療機関医療にとって有用な効果が得られたことから導入に至ったとのことです。
NSER mobileは「患者情報管理システム」として運用され、市の救急全般のDXを実現。救急活動業務のペーパーレスや、救急隊と医療機関との連携を軸に据えた適正搬送の実現、病院収容所要時間の短縮とエビデンスに基づく政策立案の推進を目的として運用されます。
救急医療におけるデータプラットフォームとしての機能が実装される予定となっており、傷病者の救急搬送から治療・検査・転院までの一連業務を管理し最適な医療が提供されるそうです。
運用内容などの詳細は、TXP Medical株式会社のホームページで見ることができます。
※2025年1月11日現在の情報です
(北九州ノコト編集部)