【京都映画】今年のアカデミー賞最有力作品『国宝』ロケ地巡礼☆歌舞伎発祥地~激渋洋食店まで
汁物大好きな三杯目 J Soup Brothersです!FU~FU~☆彡今回は現在公開中、今年の日本アカデミー賞最有力候補作品との呼び声高い映画『国宝』のロケ地を聖地巡礼。
とにかく観るべき話題の映画作品『国宝』
南区久世にあるJR桂川駅。駅直結の好立地にあるイオンモール京都桂川。
その館内にあるイオンシネマ。今後公開予定の話題作も。
さらに、映画鑑賞をすれば、館内の飲食店で割引も受けられるというお得システムが魅力の映画館。
さらに、最近では紙のチケット不要なんですね。よく理解してなくて、わざわざこの画面のQRコードを発券機にかざして印刷してました(汗)
今回は、6月6日公開ホヤホヤの話題の映画作品『国宝』を観賞しようとやってきました。奇しくも、今年は大阪関西万博開催に伴い、大阪、奈良、京都の博物館では万博盛りあげようと国宝展開催(すでに終了している展覧会もあり)。さらについ最近、近代土木構造物としては初、琵琶湖疏水が国宝指定されました。そんなわけで、関西は今何かと国宝ブーム(笑)
この日は平日ながら、わりと女性客中心にシートも埋まってました。
映画のストーリーとしては歌舞伎を舞台にした作品。任侠の一門に生まれながら、女形としての才能を見出され歌舞伎役者の家に引取られた俳優・吉沢亮さん演じる喜久雄。彼はやがて、横浜流星さん演じるその家の御曹司と切磋琢磨し芸に青春を捧げていく、というもの。
現時点で、今年の日本アカデミー賞受賞有力候補との呼び声も高い作品で、実際の歌舞伎役者からも絶賛を浴びる作品。そして、京都を舞台とした作品で、地元民にとっても馴染み深い場所がロケ地として登場します。
今回は、そんな作品中に登場する京都のロケ地を、ネタバレしない程度にご紹介します。
歌舞伎発祥の地・京都の看板ともいえる劇場「京都南座」
東山区祇園にある御存じ『京都南座』。歌舞伎と言えば、この場所はもちろんハズせません(笑)400年以上この地で歌舞伎を上演し、日本最古の歴史と伝統を持つ劇場。そしてこの祇園界隈のランドマークでもあり。画像は以前鑑賞した、師走の風物詩『吉例顔見世興行』、十三代目市川團十郎襲名披露、八代目市川新之助初舞台公演の様子。映画の中にも襲名披露公演の場面が登場しました。舞台演者から見える客席の様子が意外とリアルに見え、さらに3階建ての観客の視線の重圧感。そんなことが作品中で、ありありと表現されていました。
名称:京都南座
場所:京都市東山区大和大路四条下ル
電話番号:075-561-5878
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京都随一の老舗ホテル「ウェスティン都ホテル京都」
東山区粟田口、地下鉄蹴上駅にある老舗ホテル『ウェスティン都ホテル京都』。1890年4月、油商の西村仁兵衛がこの華頂山麓に保養遊園地「吉水園」を創業。その園内に1900年「都ホテル」を創業したのが始まり。京都で最も古いホテルの一つとして数えられます。映画の中では、客室や西館の螺旋階段が登場。西館のレトロさが作品の時代背景と上手くマッチしていました。
名称:ウェスティン都ホテル京都
場所:京都市東山区粟田口華頂町1番地
電話:075-771-7111
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鴨川沿いに歴史ある花街風情残す劇場「先斗町歌舞練場」
中京区、先斗町通沿いにある劇場『先斗町歌舞練場』。先斗町の文化と芸能の中心的存在で、1902年に木造の初代歌舞練場が誕生。昭和には鉄筋コンクリート造の現在の建物に。設計は劇場建築の名手・木村得三郎氏(大林組)によるもので、映画冒頭でもその特徴的外観「東洋趣味を加味した近代建築」が登場。
名称:先斗町歌舞練場
場所:京都市 中京区橋下町130
電話:075-221-2025
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今宮神社名物和菓子『あぶり餅』の老舗「一文字屋和輔(一和)」「かざりや」
北区、紫野にある今宮神社。その参道、門前菓子として有名な「あぶり餅」の向かい合う老舗『一文字屋和輔(一和)』『かざりや』。映画では、襲名後人力車に乗った喜久雄がこの参道を通ります。創業500年以上の歴史を持つ老舗菓子の持つ風情と賑わいが華やかな演出に。
名称:一文字屋和輔(一和)
場所:京都市北区紫野今宮町69
電話番号:075-492-6852
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名称:かざりや
場所:京都市北区紫野今宮町96
電話:075-491-9402
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昭和レトロ洋食☆激渋ドライブイン「レストラン百花園」
京都府八幡市にある激渋ドライブインレストラン『ファミリーレストラン百花園』。トラックやタクシー運転手御用達のレトロ感あふれるお店。映画でもそのレトロさが肝になっており、実際食事する場面で恐らくこちらのハンバーグメニューが登場(笑)
名称:レストラン百花園
場所:京都府八幡市八幡池ノ首14−1
電話:075‐631‐3306
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他にも、京都のいろいろな場所がロケ地になっています。
作品は、俳優陣の気迫あふれる演技、そして歌舞伎役者として遜色のない演技ぶりと所作、凄みを感じる作品となっており、劇場ではすすり泣く観客も多数。
個人的に一番印象に残った場面、セリフ「どこ見てるの?」に集約される、俳優・吉沢亮さんの不思議な焦点のわからない視点。それがようやくラストでピントが合う、という辺りの神演技。憑依型の俳優さんなのかな、と。
まあ、とにかくスゴイ作品です。ぜひ、ご鑑賞ください!