政策ディベートで熱弁 厚高生の4人が活躍
県立厚木高等学校の生徒チームが経済産業省資源エネルギー庁主催の「政策提案型パブリック・ディベート全国大会」に選ばれ、1月12日の大会で16校の出場校のひとつとして熱弁をふるった。
同校でエントリーをしたのは高橋幸太郎さん(2年)、熊沢優星さん(同)、原田真琴さん(1年)、浜田和花さん(同)の4人。大会にはリーダーを務めた熊沢さん、原田さんと浜田さんの3人が出場し、前大会に出場経験のある高橋さんがサポートを務めた。
今大会のテーマは「エネルギー政策〜エネルギー安定供給と脱炭素社会の実現の両立〜」。メンバーは9月頃から政策に取り組み、火力発電に注目。複数教科の先生から助言をもらったり、多様な視点を持って政策を決め、実際にディベートの練習を始めたのは大会直前だったという。
オンライン形式で行われた大会当日、生徒たちは画面の向こうに広がる全国大会の舞台に緊張しながらも、チームで協力し、政策の提案、相手への質問、再提案を行い、決勝進出は逃したが、堂々とした姿を見せた。
大会を終えて生徒たちは、「今回の大会を通して、複数の視点から物事を決め、政策を作っていくことの大切さを改めて感じた」という。また、「チームとして、それぞれの生徒が自分の意見を持ち、それをぶつけ合って一つの政策として提案できたことが良かった」と振り返った。