赤字幅が縮小も「アスビー」を展開するジーフットが通期での業績予想を下方修正
シューズ専門店「アスビー(ASBee)」を展開するジーフットは1月10日、2025年2月期の第3四半期決算(3月1日〜11月30日)を発表した。売上高は468億3500万円(前年同期比4.8%減)、営業利益は2億8600万円の赤字(前年同期は6億7500万円の赤字)、親会社株主に帰属する四半期純利益は7億800万円の赤字(同10億6500万円の赤字)で、赤字幅が縮小した。
ジーフットは経営基盤の再構築のために採算がとれていない店舗は閉鎖し、ブランドも「アスビー」への統一を進めている。店舗数は前年同期から25店舗減少したため、売上高が前年割れとなった。また、業務のデジタル化や店舗スタッフの勤務シフトの見直しなどコストの構造改革に取り組んだことで、販管費は前年同期から14億9400万円の削減となり赤字幅が縮小した。販管費は208億9900万円だった。
一方、ジーフットは同日、2025年2月期の連結業績予想の修正を発表した。昨年12月の既存店売上高が前年同期比で6.8%減となり、売上高、各利益が前回発表を下回る見通しとなった。売上高は596億円(修正前は640億円、前年比7.7%減)、営業利益は6億4000万円の赤字(同5億円、前年は10億8100万円の赤字)、親会社株主に帰属する当期純利益は14億円(同1000万円、同17億6800万円の赤字)としている。