柏崎刈羽原発再稼働の是非問う県民投票条例案否決 新潟県議会
新潟県議会は2025年4月18日、臨時議会本会議を開き、市民団体「柏崎刈羽原発再稼働の是非を県民投票で決める会」が直接請求した東京電力柏崎刈羽原発の再稼働の是非を問う県民投票条例案を反対多数で否決した。また野党系の2会派が共同提出した修正案も反対多数で否決し、県民投票は行われないことが決まった。
条例案、修正案とも賛成16人、反対36人で否決された。未来にいがた9人、リベラル新潟6人、無所属1人が賛成し、自民31人、真政にいがた3人、公明2人が反対した。
柏崎刈羽原発の再稼働を巡っては、決める会が3月27日に14万3196人分の署名を提出して県民投票条例制定を直接請求した。花角知事は「二者択一は県民の多様な意見を把握できない」などの意見を付けて条例案を県議会に提案。県議会は4月16〜18日の3日間の日程で臨時議会を開催し、審議した。
原発再稼働の是非を問う県民投票条例案は2013年にも否決されている。