「毎日新聞」が土曜日の夕刊を休刊
毎日新聞社は6月12日、日刊紙「毎日新聞」の土曜日の夕刊を8月2日から休刊すると発表した。新聞販売店の従業員や新聞を配送するトラックドライバーの不足が深刻化しているといい、土曜日は朝刊のみ発行し、土曜日の夕刊に掲載している連載などは平日に発行している夕刊に移行する。
「毎日新聞」の平均販売部数は朝刊が約154万部、朝刊セットが約131万部、夕刊は約44万部。夕刊の販売部数を地域別でみると、大阪府が約17万部ともっとも多く、東京都の約7万部と比べて大阪府で夕刊が広く読まれていることがわかる。一方で首都圏以外では、北海道や青森県、愛知県といったエリアでは夕刊の販売はゼロだ。毎日新聞社はこれまで一部エリアでは郵送で対応するなどしてきたが、労働環境の維持と改善を図るための措置として、土曜日の夕刊の発行の取り止めを決断した。